Systemwalker Centric Manager GEEでは、被監視システムに対して以下の監視・操作ができます。
トラブルを監視する
トラブルメッセージに対処する
返答要求メッセージに対処する
被監視システムを操作する
被監視システムの状態を監視する
被監視システムのログを収集する
Systemwalker Centric Manager GEEが動作するOSによって使用できる機能に違いがあります。OS別機能差についても説明します。
トラブルを監視する
Systemwalker Centric Manager GEEは、被監視システムで発生した重要なメッセージを、Systemwalkerコンソールで監視することができます。管理者は、Systemwalkerコンソールを監視することで、どのシステムでトラブルが発生したのか、どんな種別のトラブルが発生したのかを一目で確認することができます。
トラブルメッセージに対処する
被監視システムで発生したメッセージは、Systemwalkerコンソールの監視イベント一覧に通知されます。管理者は、発生したトラブルの詳細内容を確認するとともに、あらかじめ登録しておいたトラブル対処の手順を参照して、対処方法を検討することができます。また、対処アプリケーションを呼び出して、トラブルを解決することもできます。
返答要求メッセージに対処する
被監視システムで発生した返答要求メッセージは、Systemwalkerコンソールの監視イベント一覧に通知されます。管理者は通知された返答要求メッセージの内容を確認し、返答要求メッセージに対して返答することができます。
被監視システムを操作する
Systemwalkerコンソールの[操作]メニューから各種のウィンドウを呼び出し、被監視システムを操作することができます。
[リモートコマンド]
[WSMGR]
[ハード監視制御](注)
注)
日本語環境以外では使用できません。
被監視システムの状態を監視する
システムの状態および動的状態情報(MSPの場合は、CPU使用率、スプール負荷情報、実行中のバッチジョブ数、TSSユーザ数、XSPの場合は、CPU使用率、ジョブスタックファイル使用率、実行中のバッチジョブ数、AIFユーザ数)を表示することができます。
AVM/EXの場合は、動的状態情報は表示されません。
被監視システムのログを収集する
管理対象のログ
Systemwalker Centric Manager GEEでは、以下のログの収集/管理を行うことができます。
アクセスログ(RACFログ)
業務ログ(AIMログ)
グローバルサーバの監査ログを管理/分析することで、以下の点検が実施できます。
被監視システム上のTSSの不正/時間外アクセスやGS業務の不正利用などの点検
システム全体のセキュリティ違反状況、想定時間外のシステムアクセスの成功/失敗、特権利用者によるシステム/資源の利用などを点検できます。
被監視システム上のAIM課金およびユーザ課金に対する点検
発信元(WS名、ユーザID)の利用状況、想定時間外のプログラム利用などを点検できます。
オープンシステム上のログ(Interstage/Symfoware)と併せたログの分析/点検
データベースへの不正アクセス、業務アプリの不正操作の追跡、および不正アクセス経路の追跡を実施できます。
運用方法
運用はそれぞれのシステムの自動化機能(被監視システム側:AOF/SCF、運用管理サーバ:スケジュール機能)を使用し、運用管理サーバ上で被監視システムのログの管理、分析を実施します。
運用方法の詳細については、“被監視システムのログを収集する運用”を参照してください。
OS別機能差
Systemwalker Centric Manager GEEが動作するOSによって使用できる機能に違いがあります。
使用できる機能の違いを以下に示します。
注意
Solaris版の運用管理サーバ・部門管理サーバの提供は、Systemwalker Centric Manager V15.1.1までとなります。
グローバルサーバの | グローバルサーバの | |||
---|---|---|---|---|
主監視パス | 代替監視パス(注) | サブシステムを | 業務を監視する | |
Solaris 上で動作するGEE 運用管理サーバ | ○ | ○ | ○ | ○ |
Linux上で動作するGEE 運用管理サーバ | ○ | ○ | △ | △ |
○ :使用可能
△ :Linux上で動作するGEEには提供していません。
ただし、サブシステムや業務が出力するメッセージの監視は可能です。
グローバルサーバの場合で、NIPメッセージ、システムダンプのメッセージ、またはAVM/EXのメッセージを監視する場合は、SVPM-Sが必要です。