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Systemwalker Centric Manager V17.0.2 使用手引書 ソフトウェア修正管理機能編

6.2.2 コマンドを実行して修正をダウンロードする

[ソフトウェア修正管理]画面で選択した修正を、コマンドを使用してダウンロードする場合の手順について説明します。

  1. 運用形態2の場合、“修正情取得する(コマンドライン作の場合)”または“ダウロードする修正を選択する”で出力した「修正一覧ファイル」をインターネット接続端末に格納します。

    格納先は“最新修情報を取得する(コマンドライン操作場合)”のcmgetalコマンド実行時に指定した「結果出力先ディレクトリ」です。

    運用形態1の場合は、すでに格納されていますので、ここでの操作は不要です。

    注意

    UNIX版の場合、運用管理サーバの作業ディレクトリに出力される「修正一覧ファイル」にアクセスできるのは、root権限またはSystemwalker管理者だけです。

  2. 結果出力先ディレクトリに格納された「修正一覧ファイル」を参照して、アップデートサイトから修正をダウンロードする時間を見積もります。

    「修正一覧ファイル」のファイル形式については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

  3. インターネット接続端末で、以下のコマンドを記述したバッチファイルを作成します。

    cmdlmod -d 出力先ディレクトリ名 -s パスワードファイル名
    出力先ディレクトリ名:

    手順1で「修正一覧ファイル」を格納したディレクトリです。

    パスワードファイル名

    cmsrmpwd(パスワードファイル作成コマンド)で作成したファイル名を指定します。

    cmsrmpwd(パスワードファイル作成コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

    注意

    パスワードファイル名を省略した場合

    cmdlmodコマンドでは、「-s パスワードファイル名」を省略することができます。その場合は、アップデートサイトとのサポート契約時に通知された[ユーザ名]および[パスワード]を入力する必要があります。

    以下にコマンドの実行例を示します。

    C:\> cmdlmod -d c:\swsrm\output
    ユーザ名   : user
    パスワード : ***

    cmdlmod(修正ダウンロードコマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

  4. インターネット接続端末で、作成したバッチファイルをOSに標準で提供されている「タスク」機能などを使用し、見積もった時間を考慮して実行します。その際、パスワードファイルも指定します。指定方法については、各OSのスケジューラ機能のマニュアルを参照してください。

    →コマンドが実行され、「出力先ディレクトリ」に以下のファイルやフォルダが出力されます。

    項目名

    説明

    SELFUPD\OS名\*.*(*:任意)

    各OSのUpdateAdvisorの自己アップデートモジュールと修正適用管理簿設定ファイル格納ディレクトリ
    ただし、修正適用管理簿設定ファイルはcmdlmodコマンドでは出力されません。アップデートサイトのホームページからダウンロードします。

    DLPATCH\windows\*.slc(*:任意)
    DLPATCH\windows\*.txt(*:任意)
    DLPATCH\windows\*.bin(*:任意)

    各OSのUpdateAdvisorの自己アップデートモジュールと修正適用管理簿設定ファイルならびに各OSの修正モジュール格納ディレクトリ
    なお、OSごとに出力される自己アップデートモジュール、修正適用管理簿設定ファイル、修正モジュールの形式が異なります。詳細については、アップデートサイトのホームページを参照してください。

    DLPATCH\windows64\*.slc(*:任意)
    DLPATCH\windows64\*.txt(*:任意)
    DLPATCH\windows64\*.bin(*:任意)

    DLPATCH\solaris\*.tar.Z(*:任意)
    DLPATCH\solaris\*.txt(*:任意)
    DLPATCH\solaris\*.bin(*:任意)

    DLPATCH\linux\*.tar.Z(*:任意)
    DLPATCH\linux\*.txt(*:任意)
    DLPATCH\linux\*.bin(*:任意)

    DLPATCH\linux64\*.tar.Z(*:任意)
    DLPATCH\linux64\*.txt(*:任意)
    DLPATCH\linux64\*.bin(*:任意)

注意

修正ダウンロードコマンドの実行および、スケジュール機能登録時の注意

修正ダウンロードコマンドの実施により、一時的にネットワークや特定のサーバ(アップデートサイト公開サーバ)に負荷が集中するため、以下の時間帯での実施をお勧めします。

  • 業務が稼働していない時間帯(例えば、夜間)

修正適用管理簿設定ファイルをダウンロードする

修正の適用対象としているサーバに、新しく富士通ミドルウェア製品をインストールした場合に、以下の手順を行います。

  1. インターネット接続端末からアップデートサイトのホームページに接続して、「修正適用管理簿設定ファイル」をダウンロードします。

  2. ダウンロードした「修正適用管理簿設定ファイル」を、“最新修正報を取得する(コマンドイン操作の場合)”のcmgetalコマンド実行時に指定した「結果出力先ディレクトリ」配下の「SELFUPD」に格納します。