[ソフトウェア修正管理]画面で選択した修正を、コマンドを使用してダウンロードする場合の手順について説明します。
運用形態2の場合、“最新修正情報を取得する(コマンドライン操作の場合)”または“ダウンロードする修正を選択する”で出力した「修正一覧ファイル」をインターネット接続端末に格納します。
格納先は“最新修正情報を取得する(コマンドライン操作の場合)”のcmgetalコマンド実行時に指定した「結果出力先ディレクトリ」です。
運用形態1の場合は、すでに格納されていますので、ここでの操作は不要です。
注意
UNIX版の場合、運用管理サーバの作業ディレクトリに出力される「修正一覧ファイル」にアクセスできるのは、root権限またはSystemwalker管理者だけです。
結果出力先ディレクトリに格納された「修正一覧ファイル」を参照して、アップデートサイトから修正をダウンロードする時間を見積もります。
「修正一覧ファイル」のファイル形式については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
インターネット接続端末で、以下のコマンドを記述したバッチファイルを作成します。
cmdlmod -d 出力先ディレクトリ名 -s パスワードファイル名 |
手順1で「修正一覧ファイル」を格納したディレクトリです。
cmsrmpwd(パスワードファイル作成コマンド)で作成したファイル名を指定します。
cmsrmpwd(パスワードファイル作成コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
注意
パスワードファイル名を省略した場合
cmdlmodコマンドでは、「-s パスワードファイル名」を省略することができます。その場合は、アップデートサイトとのサポート契約時に通知された[ユーザ名]および[パスワード]を入力する必要があります。
以下にコマンドの実行例を示します。
C:\> cmdlmod -d c:\swsrm\output ユーザ名 : user パスワード : ***
cmdlmod(修正ダウンロードコマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
インターネット接続端末で、作成したバッチファイルをOSに標準で提供されている「タスク」機能などを使用し、見積もった時間を考慮して実行します。その際、パスワードファイルも指定します。指定方法については、各OSのスケジューラ機能のマニュアルを参照してください。
→コマンドが実行され、「出力先ディレクトリ」に以下のファイルやフォルダが出力されます。
項目名 | 説明 |
---|---|
SELFUPD\OS名\*.*(*:任意) | 各OSのUpdateAdvisorの自己アップデートモジュールと修正適用管理簿設定ファイル格納ディレクトリ |
DLPATCH\windows\*.slc(*:任意) | 各OSのUpdateAdvisorの自己アップデートモジュールと修正適用管理簿設定ファイルならびに各OSの修正モジュール格納ディレクトリ |
DLPATCH\windows64\*.slc(*:任意) | |
DLPATCH\solaris\*.tar.Z(*:任意) | |
DLPATCH\linux\*.tar.Z(*:任意) | |
DLPATCH\linux64\*.tar.Z(*:任意) |
注意
修正ダウンロードコマンドの実行および、スケジュール機能登録時の注意
修正ダウンロードコマンドの実施により、一時的にネットワークや特定のサーバ(アップデートサイト公開サーバ)に負荷が集中するため、以下の時間帯での実施をお勧めします。
業務が稼働していない時間帯(例えば、夜間)
修正適用管理簿設定ファイルをダウンロードする
修正の適用対象としているサーバに、新しく富士通ミドルウェア製品をインストールした場合に、以下の手順を行います。
インターネット接続端末からアップデートサイトのホームページに接続して、「修正適用管理簿設定ファイル」をダウンロードします。
ダウンロードした「修正適用管理簿設定ファイル」を、“最新修正情報を取得する(コマンドライン操作の場合)”のcmgetalコマンド実行時に指定した「結果出力先ディレクトリ」配下の「SELFUPD」に格納します。