ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Centric Manager V17.0.2 ソリューションガイド コリレーション編

B.1.3 発生メッセージの一部を別の文字列に置き換える

以下のように置き換える場合の定義例を説明します。

Event Designerの[メッセージ変換定義メンテナンス]シートを使用して、変換前のイベントを特定する条件、置き換えを行う文字列、および、変換後の文字列を定義します。設定例を以下に示します。

[メッセージ変換定義メンテナンス]の項目

設定する内容

説明

[ホスト名の特定]

(任意)

ある特定のホストから発生したメッセージだけを定義する場合は、下位コンピュータのホスト名を設定します。複数の下位コンピュータから発生するメッセージをまとめて定義する場合は、[特定しない]または、[全ての他システム]を選択します。
[全ての他システム]を選択した場合は、自ホストから発生したメッセージは監視されません。

[メッセージの特定]

システムDBの更新に失敗しました。

発生イベントのメッセージを設定します。メッセージ文字列すべてを設定する必要はありません。特殊な単語、特殊な文型があれば、それらは正規表現を用いて設定することもできます。

ラベル、エラー種別、メッセージテキストに分割しない形式で定義します。(注)

正規表現の使用方法については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”の“正規表現の設定例”を参照してください。

[変換方法]

[PART:文字列置換え]

発生メッセージの一部を変換する場合は[PART:文字列置換え]を選択します。

[キーワード]

DB System1

置き換えを行う対象の文字列を指定します。

[マクロ名]

設定する必要はありません。

[変換定義]

基盤DB

置き換え後の文字列を設定します。

注)

メッセージ全文を置き換える”の注)を参照してください。

キーワード\(SJISコード:0x5c)を使用する場合の注意事項

SJIS環境では、発生メッセージの日本語の2バイト目のコードが「\」(SJISコード:0x5c)に該当する場合があります。このため、キーワードとして「\」を設定した場合、発生メッセージの日本語の2バイト目がキーワードと一致することがあります。

例) 日本語の2バイト目が特定される例

キーワード:\

変換定義:\1

  • 発生メッセージ

  • 変換後のメッセージ

    表1

発生メッセージの「表」の2バイト目のコードが「\」に該当するため、キーワード「\」と一致します。

キーワードに「\」を使用する場合は、「\」に続く1文字以上の文字列をキーワードに設定してください。

例) キーワードに「\」を使用する例

キーワード:\a