以下のように置き換える場合の定義例を説明します。
Event Designerの[メッセージ変換定義メンテナンス]シートを使用して、変換前のイベントを特定する条件、置き換えを行う文字列、および、変換後の文字列を定義します。設定例を以下に示します。
[メッセージ変換定義メンテナンス]の項目 | 設定する内容 | 説明 |
---|---|---|
[ホスト名の特定] | (任意) | ある特定のホストから発生したメッセージだけを定義する場合は、下位コンピュータのホスト名を設定します。複数の下位コンピュータから発生するメッセージをまとめて定義する場合は、[特定しない]または、[全ての他システム]を選択します。 |
[メッセージの特定] | システムDBの更新に失敗しました。 | 発生イベントのメッセージを設定します。メッセージ文字列すべてを設定する必要はありません。特殊な単語、特殊な文型があれば、それらは正規表現を用いて設定することもできます。 ラベル、エラー種別、メッセージテキストに分割しない形式で定義します。(注) 正規表現の使用方法については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”の“正規表現の設定例”を参照してください。 |
[変換方法] | [PART:文字列置換え] | 発生メッセージの一部を変換する場合は[PART:文字列置換え]を選択します。 |
[キーワード] | DB System1 | 置き換えを行う対象の文字列を指定します。 |
[マクロ名] | - | 設定する必要はありません。 |
[変換定義] | 基盤DB | 置き換え後の文字列を設定します。 |
“メッセージ全文を置き換える”の注)を参照してください。
SJIS環境では、発生メッセージの日本語の2バイト目のコードが「\」(SJISコード:0x5c)に該当する場合があります。このため、キーワードとして「\」を設定した場合、発生メッセージの日本語の2バイト目がキーワードと一致することがあります。
キーワード:\
変換定義:\1
発生メッセージ
表 |
変換後のメッセージ
表1 |
発生メッセージの「表」の2バイト目のコードが「\」に該当するため、キーワード「\」と一致します。
キーワードに「\」を使用する場合は、「\」に続く1文字以上の文字列をキーワードに設定してください。
キーワード:\a