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Systemwalker Centric Manager V17.0.2 ソリューションガイド コリレーション編

B.1.1 メッセージ全文を置き換える

以下のように置き換える場合の定義例を説明します。

Event Designerの[メッセージ変換定義メンテナンス]シートを使用して、以下のように変換前のイベントを特定する条件、および変換後のメッセージを定義します。

[メッセージ変換定義メンテナンス]の項目

設定する内容

説明

[ホスト名の特定]

(任意)

ある特定のホストから発生したメッセージだけを定義する場合は、下位コンピュータのホスト名を設定します。複数の下位コンピュータから発生するメッセージをまとめて定義する場合は、[特定しない]または、[全ての他システム]を選択します。

[全ての他システム]を選択した場合は、自ホストから発生したメッセージは監視されません。

[メッセージの特定]

unix: disk full

発生イベントのメッセージを設定します。メッセージ文字列すべてを設定する必要はありません。特殊な単語、特殊な文型があれば、それらは正規表現を用いて設定することもできます。

ラベル、エラー種別、メッセージテキストに分割しない形式で定義します。(注)

正規表現の使用方法については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”の“正規表現の設定例”を参照してください。

[変換方法]

[ALL:全文置換え]

メッセージ全体を置き換える場合は[ALL:全文置換え]を選択します。

[キーワード]

設定する必要はありません。

[マクロ名]

設定する必要はありません。

[変換定義]

Hard: ERROR: disk full

変換後のメッセージを設定します。ラベル、エラー種別、メッセージテキストに分割しない形式で定義します。

ここで設定したメッセージがSystemwalkerコンソールの監視イベント一覧、メッセージ一覧に表示されます。

注)

メッセージ内にSolarisが付加する以下の文字列がある場合、この文字列も定義することができます。

  • 「[ID nnnnn facility.priority]」形式の文字列

    nnnn : 可変の数値

  • エラー種別の前部分に付加される「xxxx[nnnnn]」形式の文字列から前の文字列

    xxxx : アプリケーションが指定する文字列

    nnnnn : プロセスID