接続性の調査
監視サーバから被監視システムに対してTELNET/SSHおよびFTP/SCP/RSYNCによる接続が可能か確認します。
なお、以下の説明で使用している「HOSTNAME」は、監視ポリシーにおいて、監視対象のシステムに指定した名前と同じホスト名を指定してください。
非デプロイ方式の「TELNET」の調査方法と同じです。
非デプロイ方式の「SSH」の調査方法と同じです。
被監視システムで以下のコマンドを実行し、監視サーバ(運用管理サーバ/部門管理サーバ)へのログイン処理を確認します。
ftp HOSTNAME
次のように、「ログインID」、「パスワード」などの問い合わせがあります
# ftp HOSTNAME Connected to HOSTNAME 220 HOSTNAME FTP server ready. Name (HOSTNAME:root): root 331 Password required for root. Password: ftp>
接続が失敗する場合、以下のことを確認してください。
被監視システムへのネットワークが正しく接続されていること
[インストールレス型エージェント監視]の監視ポリシーで定義した情報が正しいこと
非デプロイ方式の「SSH」の調査方法と同じです。
監視サーバ(運用管理サーバ/部門管理サーバ)で以下のコマンドを実行し、被監視システムへのファイル転送処理を確認します。
/usr/bin/rsync -a -e ssh 任意のファイル USERNAME@HOSTNAME:デプロイ先のパス
転送に失敗すると、エラーメッセージが表示されます。
転送に失敗する場合は、以下を確認してください。
被監視システムへのネットワークが正しく接続されていること
[インストールレス型エージェント監視]の監視ポリシーで定義した情報が正しいこと
監視サーバおよび被監視システムに、rsyncパッケージが導入されていること
ログ採取による調査
swcolinf(保守情報収集コマンド)または保守情報収集ツールを使用して、対処に必要な情報を収集します。
詳細については、“Systemwalker Centric Manager メッセージ説明書”の“保守情報の収集方法”を参照してください。
監視ポリシーの[インストールレス型エージェント監視]画面で、[通信環境]タブの[デプロイ先のパス]に指定したパス配下に格納されているファイルをすべて手動で採取します。
モジュール格納先ディレクトリが削除されなかった場合
デプロイ方式でインベントリ収集を実施する場合、被監視システムの以下のディレクトリにインベントリ収集に必要なモジュールを一時的に格納します。このディレクトリを、モジュール格納先ディレクトリと呼びます。
インベントリ収集後も、以下のモジュール格納先ディレクトリが残っている場合は、手動で削除してください。
モジュール格納先ディレクトリ
<デプロイ先のパス>\<監視サーバ名> (注) |
注)
<デプロイ先のパス>と<監視サーバ名>は、[インストールレス型エージェント監視]画面で指定したパス名とサーバ名です。