Systemwalkerコンソールから、以下のOSの部門管理サーバまたは業務サーバに対して、リモートから電源を制御できます。
Windows
Solaris
Linux
電源制御装置と電源制御ソフトウェア
Windows、Solaris、Linuxのサーバでは、以下の電源制御装置と電源制御ソフトウェアの組み合わせで電源制御を行います。
対象サーバのOS | 提供元 | 電源制御装置/UPS | ソフトウェア |
---|---|---|---|
32bit版のWindows | APC (富士通OEM) | SmartUPS、および以下のいずれかのSmartUPS用ネットワークアダプタ
| PowerChute(R) plus V5.2 PowerChute(R) Business Edition Version 9.0.1 |
32bit版のWindows Solaris 32bit版のLinux | 富士通 | 富士通PMANモデル100/PMANモデル50 | Systemwalker連携ソフトウェア(装置添付) |
リモート電源制御の設定
Systemwalkerコンソールから部門管理サーバまたは業務サーバの電源を制御する場合には、以下の設定が必要になります。
Systemwalkerコンソールで[機能選択]コンボボックスから[編集]を選択します。
→[Systemwalkerコンソール[編集]]が表示されます。
[Systemwalkerコンソール[編集]]で、リモート電源制御を行う対象の部門管理サーバまたは業務サーバを選択します。
[オブジェクト]メニューから[プロパティ]を選択します。
→[ノードプロパティ]ダイアログボックスが表示されます。
[電源制御]タブを選択します。
[電源制御装置あり]チェックボックスをチェックし、コンボボックスから各サーバでの電源制御対応製品を選択します。
ソフトウェア | 説明 |
---|---|
PMAN | Power MANagement for Windowsまたは電源制御オプションPMAN/Lの場合 |
PowerChute(R) plus | PowerChute(R) plusまたはPowerChute(R) Business Editionの場合 |
パーティション電源制御 | V13.4.0以前のSystemwalker Centric Manager をインストールした Linux for Itanium版の場合 |
その他 | PMANモデル100/PMANモデル50のSystemwalker連携ソフトウェア(装置添付)または、Systemwalker Enabled(電源制御)認定製品など、上記以外のSystemwalkerに対応した製品の場合(以下、電源制御認定製品と記載) |
電源制御ソフトウェアにPowerChute(R) plusを利用する場合は、PowerNetSNMPアダプタのIPアドレスを[オプション]に指定してください。また、電源制御認定製品を利用する場合は、UPSのIPアドレスを[オプション]に指定してください。
[OK]ボタンをクリックします。先ほど選択した部門管理サーバ、業務サーバの[詳細]にインストールされているソフトウェアを示す文字列が付加されます。
ソフトウェア | ソフトウェアを示す文字列 |
---|---|
PMAN | 「M」 |
PowerChute(R) plus | 「C」 |
その他 | 「W」 |
部門管理サーバ、業務サーバ側では、それぞれの電源制御ソフトウェア/ハードウェアの設定を行ってください。
Power MANagement for Windowsを使用する場合【Windows】
電源制御される側の業務サーバまたは部門管理サーバにインストールしたPower MANagement for Windowsの設定で、リモートから電源制御ができように設定する必要があります。
Power MANagement for Windowsの[LAN設定(リモート)]画面において、電源制御の操作をする側の運用管理サーバ、または運用管理クライアントのIPアドレス、および電源制御される側の業務サーバ、または部門管理サーバのIPアドレスを登録してください。なお、Power MANagement for Windowsの設定でキーワードの設定は行わないでください。
電源制御オプションPMAN/Lを使用する場合【Solaris】
電源制御される側の業務サーバまたは部門管理サーバにインストールした電源制御オプションPMAN/Lの設定で、リモートから電源制御ができように設定する必要があります。
電源制御オプションPMAN/Lの[LAN設定(リモート)]画面において、電源制御の操作をする側の運用管理サーバ、または運用管理クライアントのIPアドレス、および電源制御される側の業務サーバ、または部門管理サーバのIPアドレスを登録してください。なお、電源制御オプションPMAN/Lの設定でキーワードの設定は行わないでください。
PowerChute(R) plusを使用する場合
部門管理サーバ、業務サーバ側では、SmartUPSのネットワークアダプタの設定を行ってください。詳細については、ご使用のネットワークアダプタのマニュアルを参照してください。
APC社の環境で電源制御を行う場合は、部門管理サーバまたは業務サーバにPowerChute(R) plusまたはPowerChute(R) Business Editionに添付されているUPSSLEEP.EXEをインストールしてください。このとき、UPSSLEEP.EXEは、システム環境変数のPATHに設定されているディレクトリに格納されている必要があります。
電源制御認定製品を使用する場合
運用管理サーバ、運用管理クライアント、または電源制御されるサーバ(部門管理サーバ/業務サーバ)に対して、SNMPアダプタの設定や、連携用のインタフェースのインストールが必要な場合があります。詳細は、各製品の取り扱い説明書/マニュアルを参照してください。
電源制御認定製品を使用する場合
複数の電源制御認定製品を使用する場合は、以下のCSVファイルをあらかじめ運用管理サーバまたは運用管理クライアントに作成する必要があります。1つの電源制御認定製品を利用する場合は必要ありません。
ディレクトリ名
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM |
ファイル名
Aosf_PD.CSV |
CSVファイルの形式
1列目:UPSのIPアドレス |
電源制御ソフトウェアを使用して電源OFFを行っている場合
Systemwalker Centric Managerのサービスが完全に停止してから電源OFFとなるよう、サービス停止開始からシャットダウンまでの時間を設定してください。