影響範囲の表示を行う場合に設定します。業務フォルダに所属するオブジェクト間の関係は、以下の手順で作成します。
なお、影響範囲の表示は、静的なシミュレーション機能です。このため、監視イベントの発生状態は反映されません。
手順
[Systemwalkerコンソール[編集]]で、[ツリー選択]コンボボックスから[業務管理]を選択します。
業務管理ツリーが複数存在する場合は、[ファイル]メニューから[監視ツリーの選択]を選択し、[監視ツリーの選択]ダイアログボックスに表示されるツリーの中からオブジェクト間の関係を設定するツリーを選択します。
業務管理ツリーの中から設定対象の業務フォルダを選択します。
→マップが表示されます。
[表示]メニューから[表示の設定]を選択します。
→[マップ表示の設定]ダイアログボックスが表示されます。
[依存関係(影響範囲)線を表示する]ラジオボタンを選択します。
マップ上で依存関係の接続元となるオブジェクトを右クリックし、ポップアップメニューの[関係の接続]を選択します。
接続先となるオブジェクトをクリックします。
→[関係情報作成]ダイアログボックスが表示されます。
[関係情報作成]ダイアログボックスで関係情報を設定し、[OK]ボタンをクリックします。
→接続元のオブジェクトと接続先のオブジェクトが、設定した関係情報で接続されます。
[関係情報作成]ダイアログボックスの上部のオプションボタンでは、接続先のノードでイベントが発生したとき、接続元が受ける影響の度合いを設定します。
重大な影響を受けるとき、[重大]オプションボタンをチェックします。
軽度の影響で済むとき、[軽度]オプションボタンをチェックします。
まったく影響がないときには、[影響無]オプションボタンをチェックします。
[関係情報作成]ダイアログボックスの下部のオプションボタンでは、接続元のノードでイベントが発生したとき、接続先が受ける影響の度合いを設定します。
[接続関係]コンボボックスでは、接続元のオブジェクトと接続先のオブジェクトの接続関係を設定します。
接続元 | 接続先 | 接続関係 | 意味 |
---|---|---|---|
すべて | 管理者 | 管理者 | 接続されているオブジェクトの管理者 |
データベース | アプリケーション | 使用データベース | アプリケーションが使用しているデータベース |
ノード | ノード | 機器同士 | ノードとノードのハード的な接続関係 |
ノード | アプリケーション | 実行ファイル存在ノード | アプリケーションとノードのインストール関係 |
ファイルサーバ | アプリケーションのダウンロード元のノード | ||
出力プリンタ | アプリケーションの印刷先のプリンタ | ||
動作ノード | アプリケーションが実際に動作するノード | ||
依存ノード | アプリケーションが動作する上で必要な機器 | ||
アプリケーション | アプリケーション | クライアント~サーバ | アプリケーション同士のクライアント-サーバの関係 |
アプリケーション間 | アプリケーション同士の依存関係 | ||
すべて | すべて | その他(双方向) | 通常の依存関係 |
影響度に接続関係に応じた省略値を設定するときには、[省略値]チェックボックスをチェックします。
マップ自動作成
業務に所属するオブジェクト間の関係は、アプリケーションとインストール先のノードの関係や、アプリケーションとアプリケーションが動作するノードの関係、またほかの業務で関係付けられているオブジェクト間の関係など、すでに定義されている関係をコピーして作成することもできます。
定義されているオブジェクト間の関係が複数ある場合には、以下の順番で採用されます。
アプリケーションとノードの関係、およびワークユニット/IJServerクラスタと実行先ノードの関係
ほかの業務で定義されている関係
関係をコピーしてマップを自動作成する場合は、以下の手順で行います。
業務管理ツリーで業務フォルダを選択します。
→マップが表示されます。
[オプション]メニューから[マップ]の[自動作成]を選択します。
→マップに表示されているすべてのオブジェクト同士の関係が検索され、業務フォルダでの固有の関係として登録されます。