ネットワーク性能情報のヒストリ表示範囲、採取間隔、ログ蓄積ファイルなどを設定します。
手順
Systemwalkerコンソールの[ポリシー]メニューから[監視]-[ネットワークの性能(全体)]を選択します。
→[性能監視-全体詳細設定(ネットワーク性能)]画面が表示されます。
設定を変更し[OK]ボタンをクリックします。
ポリシーを配付します。
→“ポリシーを配付する”を参照してください。
ネットワーク性能監視の設定について
ネットワーク性能監視の監視対象とするには、SNMPエージェントを実装し、SNMPのインタフェース情報が採取できる必要があります。該当ノードのSNMPエージェントを実装した上でノード検出を実施後、[ネットワーク性能の監視]画面において監視対象の設定を行います。SNMPの情報が設定されていないインタフェース情報は、[ネットワークインタフェースの監視設定]画面で監視対象から外します。
[回線使用率]、[セグメント使用率]を収集するためには、[ノードプロパティ]-[インタフェース]タブの[ifSpeed]に適切な値が設定されている必要があります。
WANインタフェースの場合は、回線が接続されている状態により回線速度が変化するため、ノード検出時の回線速度と現在の回線速度が異なる場合があります。適切な値を設定するためには、ノード検出を行うか、または、[ネットワークインタフェースの監視設定]ウィンドウで適切な値を設定します。
ポイント
ネットワーク性能の動作環境は以下のように設定されています。
項目 | 入力値 | 初期値 |
---|---|---|
[構成情報とポリシーの同期・配付] | なし(注1) | なし |
[ヒストリ表示時間範囲] | 1~24時間 | 1時間 |
[性能情報ファイル最大保持数] | 1~200 | 31 |
[性能情報収集間隔] | 5/10/30/60/120分 | 60分 |
[性能情報採取ポーリング間隔] | 1/2/5/10/20分 | 2分 |
[ログ蓄積ファイル最大保持数] |
| 31 |
[ログ蓄積ファイル切替え単位] | 月/日 | 日 |
[ログ蓄積ファイル切替え日] | 1~31日 | 1日 |
[イベント通知] | ON/OFF | OFF |
[イベント自動対処] | ON/OFF | OFF |
[CPU使用率(0.01%)] | 0~10000 | 9500 |
[ページフォルト数] | 0~10000 | 1000 |
[DISKビジー率(0.01%)] | 0~10000 | 9500 |
注1)監視ポリシーの通常モードでの設定は不要のため、参照だけ可能です。
項目 | 入力値 | 初期値 | |||
---|---|---|---|---|---|
回線種別 | |||||
Ethernet | FDDI | WAN | その他 | ||
[回線使用率] | 1~100 | 30 | 70 | 84 | 84 |
[破棄パケット率] | 1 | 1 | 1 | 1 | |
[エラーパケット率] | 1 | 1 | 1 | 1 | |
[セグメント使用率] | 30 | 70 | 84 | 84 | |
[コリジョン発生率] | 25 | 25 | 25 | 25 |
詳細は“Systemwalker Centric Manager オンラインヘルプ”の“性能監視 - 全体詳細設定(ネットワーク性能)[サーバ性能]”および“性能監視 - 全体詳細設定(ネットワーク性能)[トラフィック]”を参照してください。
ネットワーク性能監視の監視対象ノードの構成情報を更新する
ネットワーク性能監視の監視対象ノードの構成情報に変更を行った場合、Systemwalker Centric Managerが保持しているノード構成情報を最新の状態に更新し、ポリシーを再作成し、配付する必要があります。
ノード構成情報を最新の状態に更新するには、以下のどちらかを実施してください。
ノード検出
mpsetnod(性能監視ノード構成情報登録コマンド)
ノードの構成情報が変更される作業として、以下が考えられます。
別のコンピュータへ移行、およびバージョンアップ
機器のハードウェア交換
機器の初期化
インタフェースドライバの変更やアップデート
インタフェースの設定(IPアドレスなど)の変更
SNMPエージェントの入れ替えやバージョンアップまたは後から導入
性能監視で保持している情報と[監視マップ/リスト]の整合性を合わせる
以下の場合は、性能監視で保持している情報と[監視マップ/リスト]の整合性を合わせるために、再度、ネットワーク性能監視のポリシーを作成し、配付を行う必要があります。
ネットワーク性能監視の監視対象のノードがSystemwalkerコンソールの[監視マップ/リスト]から削除された場合
ノードの構成情報の変更や編集が行われた場合
なお、[構成情報とポリシーの同期・配付]の設定で[同期・配付]を設定している場合は、ネットワーク性能の監視対象ノード(インタフェース含む)の削除や構成情報の変更を検知した後、ポリシーの再作成と配付は自動で行います。このとき、配付待ちのサーバ性能ポリシーがある場合は、一緒に配付されます。