抑止される監視内容
監視を抑止する設定を行った場合、以下の監視が抑止されます。
稼働状態の監視
MIBの監視
ネットワーク性能監視
また、監視抑止対象ノードから通知された以下のイベントについては監視イベント一覧、および[監視イベントログの検索]画面への表示を行いません。
イベントログ/シスログに出力されたイベント
監視対象となっているアプリケーションのログファイルに出力されたメッセージ
メッセージ作成/出力コマンドを使用したイベント
アプリケーションの稼働違反、しきい値違反のイベント
サーバ性能監視のイベント
ただし、運用管理サーバを監視抑止の対象とした場合は、運用管理サーバ自身で発生したイベントは抑止されません。
抑止できないもの
以下の監視を抑止することはできません。
運用管理サーバ上で動作する以下の管理機能全般
アプリケーション管理機能
サーバ性能監視機能
ノード検出
アプリケーションの稼働違反、および、しきい値違反以外のアプリケーション管理機能
DHCPクライアント監視
以下のイベント通知を抑止することはできません。
返答メッセージ機能により通知された返答要求メッセージ
監視の抑止のしくみ
以下の監視を行わないようポリシー配付します。
稼働状態の監視
MIBの監視
ネットワーク性能監視
ポリシー配付後、運用管理サーバ、または部門管理サーバで各ノードの監視を行わないようになります。
イベント通知の抑止のしくみ
イベントの発生元ホストが、監視抑止の対象となっているノードであった場合に、監視イベント一覧に表示しないよう運用管理サーバにて抑止します。
また、監視抑止中のノードから通知されたイベントを契機に実行される自動アクションは、メッセージ監視アクションを除くすべてのアクションが抑止されます。ただし、抑止される自動アクションは運用管理サーバのイベント監視の条件定義に定義されたアクションだけです。
抑止解除時
抑止解除後の監視再開時には、稼働状態の監視での[状態を表示]については、状態を初期化後に再開します。
以下の機能については、抑止解除後の監視再開時には、抑止前の状態を引き継がずに、状態をリセットして監視を行います。
アプリケーションの稼働違反、しきい値違反のイベント
ネットワーク性能監視
以下の機能については、抑止解除後の監視再開時には、抑止前の状態を引き継いで監視を行います。
稼働状態の監視
MIBの監視
抑止解除後の監視再開時のスクリプトにおいて、状態をリセットして監視を行う場合は、 “スクリプトによる監視を行っている場合”を参照してください。
注意
監視抑止に関する注意事項
監視の抑止/再開は、ポリシー配付を行うことによって有効になります。ポリシー設定を行い、配付を行わなかった場合は有効になりません。ポリシー配付を実施しない場合は、以下の影響があります。
監視抑止のポリシーを設定した結果が反映されません。
監視抑止のポリシー設定前、およびポリシー設定後に発生した構成情報の変更結果が反映されません。そのため、ネットワーク管理の監視、およびSNMPトラップ監視が正しく動作しません。
ポリシー配付を行う前であっても、ノード情報が更新される操作や、被監視システムからの通知(補足)があった場合、イベント監視機能が監視するメッセージについては、監視抑止/再開が有効となります。このため、監視抑止の設定は、実際に監視抑止/再開を行うタイミングで実施することを推奨します。
補足:以下のような場合にノード情報が更新されます。
Systemwalkerコンソールでのノードプロパティの更新
ノードの検出
監視対象ノードでのopaconstat -aコマンド実行等によるノード情報の変更通知受信