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ETERNUS SF XL-DATA/MV 13 使用手引書
FUJITSU Storage

5.1.5 SEND (サーバシステムへの送信)時の転送データ形式

サーバシステムへデータを送信する際のデータの形式について説明します。

5.1.5.1 サーバシステムがグローバルサーバの場合

転送元のUNIX/IAサーバ側のファイルを、グローバルサーバ上に格納する際に、レコード変換は以下のとおり行います。

転送先の順データセットで扱っているレコード形式は、固定長(F、FB)と可変長(V、VB)だけです。

転送コマンドで指定した値(ボリューム通し番号、レコード形式、レコード長・・・etc.)を基にして、転送先の順データセットに格納します。

バイナリ転送時

固定長ブロック化レコード形式(FB)

固定長非ブロック化レコード形式(F)

可変長ブロック化レコード形式(VB)

可変長非ブロック化レコード形式(V)

区切り文字削除機能を使用した転送時

固定長ブロック化レコード形式(FB)

固定長非ブロック化レコード形式(F)

可変長ブロック化レコード形式(VB)

可変長非ブロック化レコード形式(V)

5.1.5.2 サーバシステムがUNIX/IAサーバの場合

転送元のUNIX/IAサーバ側のファイルを、転送先のUNIX/IAサーバ上に格納する際に、レコード変換は以下のとおり行います。

バイナリ転送時

転送元と同じデータが格納されます。

区切り文字変換機能を使用した転送時

転送コマンドで区切り文字変換機能を使用する場合、転送コマンド実行時に 「クライアントシステム側の区切り文字コード」「サーバシステム側の区切り文字コード」 を共に指定します。

「クライアントシステム側の区切り文字コード」には、転送元ファイルの1レコードの区切り文字のコードを、「サーバシステム側の区切り文字コード」には、転送先ファイルの1レコードの区切り文字のコードを指定します。

その指定を元に、転送元ファイル内の「クライアントシステム側の区切り文字コード」を「サーバシステム側の区切り文字コード」に変換しながら転送します。

よって、UNIXサーバからIAサーバにデータ送信する場合、UNIXサーバの改行コード(0x0a)をIAサーバ側の改行コード(0x0d0a)に変換しながら転送することができます。

転送コマンドで区切り文字変換機能を使用するときの指定方法等については、転送コマンドのmftfsendコマンドを参照してください。

クライアントシステム側改行コード = 0x0a → サーバシステム側改行コード = 0x0d0a の場合