MC/ServiceGuardシステム運用における、Systemwalker Operation Managerの起動・停止について説明します。
デーモンの起動
Systemwalker Operation Managerのデーモンを起動する手順を説明します。
運用系、待機系のすべてのサーバでsoperationmgrコマンドを実行して、MC/ServiceGuardに登録されていないSystemwalker Operation Managerのデーモンを起動します。1:1運用待機(サブシステムあり、一部クラスタ運用)の場合は、クラスタシステムに登録しないサブシステムの、ジョブスケジューラデーモンおよびジョブ実行制御デーモンも起動されます。
# /opt/systemwalker/bin/soperationmgr
パッケージを開始することにより、MC/ServiceGuardに登録されたジョブスケジューラデーモンおよびジョブ実行制御デーモンを起動します。
# cmrunpkg -v -n ノード名 パッケージ名
[例]
# cmrunpkg -v -n hp01 omgr
デーモンの停止
Systemwalker Operation Managerのデーモンを停止する手順を説明します。
パッケージを停止することにより、MC/ServiceGuardに登録されたジョブスケジューラデーモンおよびジョブ実行制御デーモンを停止します。
# cmhaltpkg -v パッケージ名
[例]
# cmhaltpkg -v omgr
運用系、待機系のすべてのサーバでpoperationmgrコマンドを実行して、MC/ServiceGuardに登録されていないSystemwalker Operation Managerのデーモンを停止します。1:1運用待機(サブシステムあり、一部クラスタ運用)の場合は、クラスタシステムに登録しないサブシステムの、ジョブスケジューラデーモンおよびジョブ実行制御デーモンも停止されます。
# /opt/systemwalker/bin/poperationmgr
注意
soperationmgrコマンド、poperationmgrコマンドは、共有ディスクをカレントディレクトリにした状態で実行しないでください。フェールオーバが正常に行われない場合があります。
[Systemwalker Operation Manager環境設定]ウィンドウ-[サービス制御]でのサービスの起動・停止は行わないでください。
クラスタシステムに登録されたSystemwalker Operation Managerを停止するときは、Systemwalker Operation Managerのサービスが登録されているパッケージを停止する必要があります。
そのため、パッケージに登録された、共有ディスク、論理IPアドレス、Operation Managerのサービスおよび一緒に登録したアプリケーション(Oracle、Interstageなど)が停止します。
注意
パッケージを停止して、再度パッケージを起動した場合は、“cmviewcl”コマンドで表示されるクラスタおよびパッケージの“STATUS”および“STATE”が“down”、“halted”になっていたり、スイッチの状況が“disabled”になっていたりする場合があります。この場合は、“cmmodpkg”コマンドを使用して、パッケージの状態を切り替えてください。詳細は、“7.1.3 パッケージの起動と停止”の“パッケージ状態の切替え”を参照してください。