OSのユーザーIDに対するパスワードを変更した場合は、必要に応じてSystemwalker Operation Manager利用者のパスワード情報も変更します。
ここで対象となるSystemwalker Operation Managerの利用者とは、以下を指します。
ジョブ所有者【Windows版】
業務連携のパスワード管理簿に登録したユーザ
それぞれのパスワードを変更する場合の手順について説明します。
ジョブ所有者のパスワードを変更する【Windows版】
ジョブ実行制御の定義で、[ジョブを所有者の権限で実行する]を指定しており、対象のユーザーIDを所有者として定義しているジョブが存在する場合、ジョブ所有者のパスワード情報を変更する必要があります。
操作手順
[Systemwalker Operation Manager環境設定]ウィンドウの[運用情報]ボタンをクリックして表示される、[運用情報の定義]ウィンドウ-[利用機能]シートで、[ジョブを所有者の権限で実行する]が有効となっているかを確認します。
[ジョブを所有者の権限で実行する]が有効となっている場合は、以下の手順2の作業を行ってください。
有効となっていない場合は、ジョブ所有者のパスワードを変更する必要はありません。
ジョブ所有者情報の定義に該当のユーザーIDが登録されているかを確認し、登録されている場合は、パスワード情報を変更後のパスワードに設定し直します。
[運用情報の定義]ウィンドウ-[利用機能]シートで、[ジョブ所有者設定]ボタンをクリックして、[ジョブ所有者情報の定義]ウィンドウを表示させます。パスワード情報を変更するユーザーIDを選択し、[ユーザー]メニューの[定義]を選択します。表示された[パスワード情報の定義]ダイアログボックスで、変更後のパスワードを入力します。
ネットワークジョブまたは分散実行機能を利用している場合、実行サーバにて手順1と同様に[ジョブを所有者の権限で実行する]が、有効となっているかを確認します。
実行サーバ側でも[ジョブを所有者の権限で実行する]が有効となっている場合は、以下の作業を行ってください。
ジョブ投入者の権限でジョブが実行されるため、ジョブ投入者のユーザーIDに対するパスワードが投入元パスワードと実行サーバで一致している必要があります。実行サーバ上で対象ユーザーIDのパスワードも合わせて変更してください。
ネットワークジョブおよび分散実行機能については、“2.8.1 運用情報の定義”を参照してください。
業務連携のパスワード管理簿に登録したユーザの定義情報を変更する
業務連携機能を使用しており、業務連携のパスワード管理簿に対象のユーザーIDを定義している場合は、パスワードの定義を変更します。
パスワード管理簿のパスワード情報の変更方法については、“2.10.1 パスワード管理簿の定義”を参照してください。