業務連携では、動作に必要なユーザのパスワードをパスワード管理簿から抽出します。そのため、あらかじめパスワード管理簿にユーザ名およびパスワードを定義しておく必要があります。
パスワード管理簿は、ユーザ名とパスワードを組み合わせてログイン定義名ごとにファイルとして管理します。業務連携機能を使用するサーバごとに用意してください。
ログイン定義名とは、パスワード管理簿を管理する名前のことで、システムに登録しているグループ名を使用します。
パスワード管理簿は、業務連携コマンドを実行するサーバ上でパスワード管理コマンドを使って定義します。定義方法の詳細は、“Systemwalker Operation Manager リファレンス集”を参照してください。
パスワード管理簿ファイルの管理は、以下のユーザのみ行うことができます。
Administrators/rootグループに属しているユーザ
ログイン定義名で示すグループに所属しているユーザ
パスワード管理簿ファイルは、ログイン定義名に拡張子「ini」を付加して、以下のディレクトリに格納されます。
【Windows版】
Systemwalkerインストールディレクトリ\MpWalker.JM\mpnjsosv\manage |
【UNIX版】
Solaris版 | /opt/FJSVsnjss/manage |
HP-UX版 | /opt/FHPsnjss/manage |
AIX版 | /opt/FAIXsnjss/manage |
Linux版 | /opt/FJSVsnjss/manage |
注意
業務連携のパスワード管理簿に登録したユーザに対して、パスワードの有効期限に伴いパスワードを更新する場合は、パスワード管理簿に設定したパスワードもあわせて更新する必要があります。