ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Operation Manager V17.0.1 導入ガイド

1.3.2 インストール前の作業

インストールの前の作業について説明します。

ソフトウェア説明書の参照

ソフトウェア説明書には、Systemwalker Operation Managerに関する基本的な注意事項が記載されています。インストール前に必ずお読みください。

既存環境のバックアップ

アップグレードインストールまたは再インストールの場合は、既存環境は自動的に移行されますが、インストールに失敗した場合に備えて、バックアップしておいてください。

バックアップ手順の詳細については、以下を参照してください。

インストール先のシステム環境の確認

インストール先のシステム環境について、以下の確認を行ってください。

Serverサービスについて

Systemwalker Operation Managerをインストールする場合、Serverサービスがあらかじめ起動されている必要があります。Serverサービスが起動されていることを確認してください。

Windows Modules Installerサービスについて

Systemwalker Operation Managerをインストールする場合、事前にWindows Modules Installerサービスのプロパティで、[スタートアップの種類]が以下のどれかであることを確認してください。

DHCPの使用について

DHCPサーバを使用して、動的にIPアドレスを割り当てているサーバマシンでは、Systemwalker Operation Managerサーバ機能を動作させることはできません。DHCPを使用していないことを確認してください。なお、Systemwalker Operation Managerクライアント機能は、DHCPサーバを使用した環境でも動作させることができます。

プライマリドメインコントローラについて

バックアップドメインコントローラにインストールする場合、プライマリドメインコントローラが動作中であることを確認してください。

ネットワークドライブの接続について

インストール先のドライブまたはディレクトリが、同じシステム内の別のドライブとしてネットワーク接続されていないことを確認してください。接続されている場合は、インストール前に接続を切断してください。ネットワーク接続されていると、サーバ機能のインストールに失敗することがあります。

起動中のプログラムについて

インストールを実行する前に、動作しているアプリケーションをすべて停止してください。また、以下のプログラムについても停止してください。

インストール方法の検討

Systemwalker Operation Managerのインストール方法は、以下の2通りがあります。どの方法でインストールするか検討してください。

  1. ローカルインストール

    ドライブ装置を装備したコンピュータに、製品メディアを直接使用してインストールする方法です。

  2. ネットワークインストール

    ドライブ装置を共有ディスクとして設定したネットワーク上のコンピュータに接続してインストールする方法です。

デスクトップヒープの枯渇防止について

デスクトップヒープの枯渇を防止するため、レジストリを修正してデスクトップヒープのサイズを拡張してください。

以下のレジストリ(SharedSection)の第3パラメータを“3072”に変更します。

なお、[ジョブの多重度]をデフォルトから上げる場合は、“15360”を推奨します。設定後、設定した[ジョブの多重度]が正常に動作するか検証の上、必要に応じて調整してください。

(*)SharedSectionの第3パラメータの値が3072より大きい場合は、変更しないでください。

ファイアウォールの設定

Systemwalker Operation Managerで使用するポート番号/プロトコルについて、ファイアウォールの設定で通信を許可してください。ファイアウォール機能に対して必要な通信(ポート)を許可する方法については、OSのマニュアルを参照してください。Systemwalker Operation Managerが使用するポートについては、“C.1 ポート番号一覧”を参照してください。

注意

  • mjrmtjobコマンドを利用する場合

    mjrmtjobコマンドを利用してリモートマシン上でジョブを実行する場合、かつ、リモートマシンがファイアウォール機能を利用している環境の場合にも、ファイアウォールへのポート番号の設定が必要です。この場合、リモートマシン側で、“リモートマシン(外部のサーバから受け付ける必要のあるポート番号)”に記載のポート番号を許可してください。

    なお、mjrmtjobコマンドを利用してリモートマシン上でジョブを実行するためには、リモートマシン用のライセンスが必要です。

  • jobschmsgeventコマンドを利用する場合

    jobschmsgeventコマンドを利用してリモートマシン上でメッセージ事象を発生させる場合、かつ、リモートマシンがファイアウォール機能を利用している環境の場合にも、ファイアウォールへのポート番号の設定が必要です。この場合、リモートマシン側で、“リモートマシン(外部のサーバから受け付ける必要のあるポート番号)”に記載のポート番号を許可してください。