ソフトウェア辞書で、Microsoft社からCSに取得するセキュリティパッチを選択します。選択したセキュリティパッチだけが自動または手動取得の対象となります。
手順は、以下のとおりです。
メインメニューにログインして[配信]をクリックし、次に[セキュリティパッチの配信]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
[セキュリティパッチのダウンロード設定]フィールドには、以下の情報が表示されます。
項目 | 説明 |
---|---|
[セキュリティパッチの自動ダウンロード] | セキュリティパッチがいつ公開サーバからダウンロードする設定になっているか([環境設定]-[オプション]の[セキュリティパッチの設定]での設定値)、以下のように表示されます。
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画面左側のフィールドでセキュリティパッチ配下を選択します。
→画面右側のフィールドに選択したセキュリティパッチの一覧が表示されます。
ソフトウェア辞書グループ選択フィールドのアイコンの意味は以下のとおりです。
アイコン | 説明 |
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全ソフトウェアが配信対象です。 | |
一部のソフトウェアが配信対象外です。 | |
全ソフトウェアが配信対象外です。 |
ソフトウェア一覧フィールドの説明は以下のとおりです。
項目 | 説明 |
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[表示範囲に自動追加されるソフトウェアも対象とする]チェックボックス | セキュリティパッチを表示している場合のみチェックボックスが表示されます。 本項目にチェックすると、今後[ソフトウェア辞書グループ選択]で選択したグループ内にセキュリティパッチが自動的に追加されても、配信の対象となります。 |
[配信]チェックボックス | 配信対象のセキュリティパッチをチェックします。
注意 スケジュールに従って公開サーバからセキュリティパッチの自動ダウンロードを行う設定になっている場合は、以下の注意が必要です。
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[絞り込む]ボタン | ソフトウェア一覧の表示内容を絞り込みます。 “a”には、絞り込む対象を選択します。選択対象は、それぞれの項目名、「OS名」、「OS種別」です。なお、OS種別はセキュリティパッチのみ指定可能です。 “b”、“c”には、“a”で指定した絞込み対象の条件を指定します。
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注意
名称の最後に【無効】または【保留】が付いているセキュリティパッチは、それを置き換える新しいセキュリティパッチ(包含パッチ)が公開されていることを表しています。
【無効】または【保留】が付いているセキュリティパッチは配信および監査はできませんので、置き換えられた新しいセキュリティパッチに対して配信設定してください。
セキュリティパッチの登録状況にエラーが発生した場合、“表6.1 セキュリティパッチの登録状況のメッセージ”が表示されます。
メッセージ | 説明 | 対処 |
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failed to delete patch file | パッチの削除に失敗 | エラーとなっているパッチを削除してから、公開サーバからパッチのダウンロード、またはダウンロード済みのパッチの登録を行ってください。 |
failed to download | パッチのダウンロードに失敗 | 以下の内容を確認してください。 |
failed to get patch information from software dictionary | パッチの詳細情報をソフトウェア辞書から取得に失敗 | エラーとなっているパッチを削除してから、公開サーバからパッチのダウンロード、またはダウンロード済みのパッチの登録を行ってください。 |
failed to instruct the patch download | パッチのダウンロード指示に失敗 | エラーとなっているパッチを削除してから、公開サーバからパッチのダウンロードを行ってください。 |
network error occurred | ネットワーク環境に異常があるためパッチのダウンロードに失敗 | ネットワーク環境に異常がないか、以下の内容を確認してください。 |
patch download was canceled | サービスの停止またはスケジュールの変更によりパッチのダウンロードを中断 | サービスの停止やスケジュール変更(「CS/DSの設定と稼働状況」画面の「サポートセンターとの通信間隔」)の変更を行ったため、パッチのダウンロードを中断しました。 |
this patch is not open to the public | URLが公開されていない | このパッチは他のパッチに包含されたか、公開が停止されため、ダウンロードできませんでした。 |
公開サーバが表示するメッセージ | 公開サーバが表示するメッセージ | エラーとなっているパッチを削除してから、公開サーバからパッチのダウンロード、またはダウンロード済みのパッチの登録を行ってください。 |
ソフトウェア名のリンクをクリックすると、セキュリティパッチの詳細情報を設定できます。
→以下の画面が表示されます。
以下の項目を設定します。
項目 | 説明 |
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[セキュリティパッチの登録方法] | セキュリティパッチの登録方法を指定します。
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以下の注意とポイントを参照し、適用するセキュリティパッチの先頭にあるチェックボックスをチェックします。
注意
セキュリティパッチにチェックをつけると、Microsoft社からCSにセキュリティパッチを自動取得する場合、チェックしたセキュリティパッチはすべて取得されてしまいます。
それにより、取得したセキュリティパッチが、ディスク容量を圧迫することがあります。ここでのチェックは、必要なセキュリティパッチだけをチェックしてください。
[適用]ボタンを押して、セキュリティパッチの選択状態を保存します。
注意
Windows 10、Windows 11のセキュリティパッチおよび2016年10月以降にMicrosoft社から公開されるセキュリティパッチについて
Windows 10、Windows 11のセキュリティパッチおよび2016年10月以降にMicrosoft社から公開されるWindows Server 2016、Windows Server 2019、Windows Server 2022のセキュリティパッチは、複数の脆弱性に対する修正が1つのセキュリティパッチにまとめられたロールアップで提供されます。個々のセキュリティパッチが対応している脆弱性の詳細については、[ソフトウェア一覧]の[名称]のリンクをクリックして表示されるMicrosoft社の情報(「ソフトウェアの情報」の中の「詳細情報」)を参照してください。
上記の1つにまとめられたセキュリティパッチはサイズが増加していますので、ネットワーク負荷分散のために、セキュリティパッチの配信時間をグループ単位に分散することを推奨します。配信時間の設定方法は、“6.2.6 セキュリティパッチ適用間隔と配信間隔を設定する”を参照してください。