OS認証では、システム管理者が以下の手順で登録作業を行います。
ユーザの登録は、コンピュータの管理を使用して、OSで行います。
ここで指定したユーザとパスワードは、Navigatorのログオン時に表示される[サーバに接続]画面で指定する値となります。
Active Directoryを利用する場合は、Active Directoryにユーザを登録します。
【部門辞書運用の場合】
Navigatorサーバへのグループとユーザの登録は、以下の手順で行います。
[スタート]メニューから[Interstage Navigator Server]の[Navigator Serverユーザ登録]を選択し、起動します。
→[Navigator Server ユーザ登録]画面が表示されます。
グループを作成します。
[Navigator Server ユーザ登録]画面で、以下のテキストボックスに入力します。
[グループ/ユーザ ID]:
グループのIDを数字(1~2147483647)で入力します。
[グループ/ユーザ 名]:
グループ名を英数字20文字以内で入力します。
[グループ]の[追加]ボタンをクリックします。
→グループ一覧に入力したグループが追加されます。
辞書の管理者と一般利用者を作成したグループに登録します。
辞書の管理者は、登録するグループと同じIDを指定してください。
辞書の管理者、一般利用者とも、ユーザ名は、OS、またはActive Directoryに登録しているユーザと同じ名前で登録してください。
部門辞書を利用する一般利用者は部門管理者と同じグループに所属するようにします。
辞書の管理者を登録します。
辞書の管理者を登録するグループを、グループ一覧から選択し、以下のテキストボックスに入力します。
[グループ/ユーザ ID]:
辞書の管理者の場合は、グループIDと同じIDを入力します。
[グループ/ユーザ 名]:
辞書の管理者のユーザ名を英数字20文字以内で入力します。
ユーザ注釈:
管理しやすいように注釈を入力します。注釈は英数字で99文字(日本語も入力可。日本語1文字で英数字2文字分)まで入力できます。
[ユーザ]の[追加]ボタンをクリックします。
→ユーザ一覧に入力した辞書の管理者が追加されます。
ポイント
※資格に「管理者」と表示された場合は、辞書の管理者として登録完了です。「一般利用者」表示された場合は、グループIDとユーザIDを同一にしていない可能性があります。作成したユーザのユーザIDを確認してください。
一般利用者を登録します。
一般利用者を登録するグループを、グループ一覧から選択し、以下のテキストボックスに入力します。
[グループ/ユーザ ID]:
一般利用者の場合は、グループIDと異なるIDを数字(1~2147483647)で入力します。
[グループ/ユーザ 名]:
一般利用者のユーザ名を英数字20文字以内で入力します。
ユーザ注釈:
管理しやすいように注釈を入力します。注釈は英数字で99文字(日本語も入力可。日本語1文字で英数字2文字分)まで入力できます。
[ユーザ]の[追加]ボタンをクリックします。
→ユーザ一覧に入力した一般利用者が追加されます。
グループを複数作成する場合は、登録するグループ数分のグループの登録、辞書の管理者の登録、一般利用者の登録の操作を繰り返して登録します。
[Navigator Serverユーザ登録] 画面の[終了]ボタンをクリックします。
→終了します。
辞書情報を格納するディレクトリの作成を行った後、認証タイプ設定ファイルの設定内容を確認します。
辞書ディレクトリの作成
Navigator Serverが辞書情報を格納するディレクトリを作成してください。
このディレクトリの下にNavigatorのログインユーザごとのホームディレクトリが自動的に作成されます。ホームディレクトリ上に作成される資源については、“Navigator Server 管理者ガイド(辞書管理ツール)”を参照してください。
認証タイプ設定ファイルの確認
「インストールディレクトリ\bin」にある 「.rn_auth_type」ファイルを認証タイプ設定ファイルと呼びます。OS認証を利用する場合、認証タイプ設定ファイルの設定が、以下のとおりとなっていることを確認してください。
1,,, |
以下に、設定内容の詳細を説明します。
認証タイプ設定ファイルの設定内容
認証タイプ設定ファイルはテキストファイルで、次のフォーマットとなっています。
認証タイプ,辞書ディレクトリ,実効ユーザ名,認証ログディレクトリ |
各パラメタは半角の“,”で区切ってください。また、行末には改行コードが必要です。
認証タイプ
認証タイプを指定する項目です。OS認証の場合は、半角数字の「1」を指定します。サンプルファイルは、OS認証の値「1」が設定されています。
辞書ディレクトリ
このパラメタは指定する必要はありません。
実効ユーザ名
このパラメタは指定する必要はありません。
Navigator Serverが動作するときのプロセスの実効ユーザは、認証タイプにかかわらず「system」となります。
認証ログディレクトリ
指定は不要です。