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Interstage Navigator ServerV9.6.0 セットアップガイド Vol.1(Standard Edition用)
FUJITSU Software

第6章 ユーザを登録する

Navigatorを利用するユーザを登録します。

Navigatorのグループとユーザの関係

【部門辞書運用の場合】

部門ごとに利用者グループを作成します。グループには、辞書の管理者1名と、一般利用者が属します。部門(グループ)は、複数作成できます。

Navigatorでは、部門(グループ)ごとに辞書が存在します。辞書の管理者は、この辞書への設定や管理作業を行います。

Navigatorに複数の部門(グループ)を定義すると辞書が複数作成され、これを操作、管理する辞書管理者が複数存在するようになります。

グループID、ユーザIDは、以下のように決定します。

  

【エンタープライズ辞書運用の場合】

全社管理者専用のグループを1つ作成し、全社管理者用のグループには、ユーザを1つだけ作成します。このユーザを全社管理者と呼びます。

一般利用者の属するグループは、全社管理者用のグループとは、別に作成します。一般利用者の属するグループは、複数作成することができます。

全社管理者用のユーザを作成する場合に指定するグループIDは、全社管理者専用のグループのグループIDを指定してください。一般利用者の所属するグループは、全社管理者の所属するグループとは、異なるグループにしてください。

ユーザ(一般利用者)の登録のときに指定するユーザID(数値)は、登録するユーザの所属するグループのグループIDの下の桁の数値を変化させるIDを作成することを推奨します。例えば、グループIDが「20000」の場合は、下一桁を変化させて、「20001」や「20002」を一般利用者用のIDとして作成します。

  

グループ

全社管理者

一般利用者

グループ名

グループID

ユーザ名

ユーザID

ユーザ名

ユーザ ID

全社管理者グループ

group1

10000

user1

10000

グループ1

group2

20000

user3

user4

20001

20002

グループ2

group3

30000

user12

user13

30002

30010

注意

  • Navigatorで使用できるユーザID、グループIDは、2147483647を超えることはできません。

  • rootユーザは、Navigatorの利用者として使用できません。

部門辞書運用では、グループIDとユーザIDが同じ値のユーザは管理者とみなされます。一般利用者を定義する際は、所属するグループのグループIDとユーザIDを異なる値にしてください。

グループとユーザの定義例

一つの辞書環境には一つのグループだけが存在し、辞書環境単位で運用を行います。上記例では、salesグループとemployeeグループの2つの辞書環境が存在し、運用は各辞書環境単位で行います。

  

グループ

グループ

グループ名
グループID

sales
20000

employee
30000

部門管理者
ユーザID

sales
20000 ←グループと同じID

employee
30000 ←グループと同じID

一般利用者
ユーザID

sato yamada
20001 20002

hara yamamoto
30001 30002

注意

登録されているユーザの追加・削除・変更を行う場合

Webコンポーネントの運用中は、必ずWebコンポーネントの運用を停止してから行ってください。ユーザの追加・削除・変更を行った後、Webコンポーネントを再起動してください。詳細は、“Navigator Server セットアップガイド Vol.2”を参照してください。

Windowsの場合は、ユーザの追加・削除・変更を行った後、Navigatorサーバを停止し、起動してください。