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Interstage Navigator ServerV9.6.0 セットアップガイド Vol.1(Standard Edition用)
FUJITSU Software

3.1.3 Navigatorサーバのセットアップ

Navigatorサーバをセットアップします。

Navigatorサーバは、大きく分けて、以下の流れでセットアップします。

  1. 利用環境の設定

    情報活用に利用するデータベース(データソース)や、データベースの文字コードなど、現在のシステムに合わせて、設定項目を選んで、セットアップします。

  2. 機能の設定

    Navigatorを利用する上で様々な機能を用意しています。それぞれの業務、目的に合わせて利用する機能を選択して設定します。

  3. Navigatorサーバの起動

    機能の設定まで完了した後に、Navigatorサーバを起動します。

  4. セットアップ後の確認作業

    セットアップ作業が正しく実施されたかを確認します。

    Navigator辞書管理ツールから、辞書の管理者のユーザ名でサーバにログインできるかを確認してください。

  5. 性能関連の設定

    Navigatorで行われる処理のチューニングを行います。

    ただし、データベースの構造や、使い方によっては、必ずしも設定の成果が出ない場合があります。処理が遅い場合は、いろいろ試して、利用のシステムに適した項目を設定してください。

利用環境の設定

使用するOSやデータベースシステムと運用方法に応じて、それぞれ設定します。

  1. OSへのポート番号設定

    OSにNavigatorの利用するポート番号を設定します。詳細は、“第5章 OSへの各種設定”を参照してください。

  2. ユーザ登録

    辞書の管理者と一般利用者に対応する、グループとユーザをOSに登録します。

    Windowsの場合は、グループの登録は、Navigatorの登録ツールで行うため、ユーザのみをOSに登録します。詳細は、“第6章 ユーザを登録する”を参照してください。

  3. 環境設定ファイルの準備

    環境設定ファイルを準備します。

    Navigatorは、Navigatorが用意する環境設定ファイルに環境変数を指定することで、動作環境を変更できます。詳細は、“第4章 環境設定ファイルを準備する”を参照してください。

  4. 辞書データベースと参照データベースの設定

    Navigatorの辞書を設定します。

    Postgres、Symfoware Server、Oracle、SQL Serverのどれかを選択し、Navigatorの辞書を設定します。また、辞書として設定したデータベースに対して、機密保護などの設定が必要です。

    辞書データベースに設定したデータベースは、自動的に参照データベースとしても利用できます。

    詳細は、以下を参照してください。

    なお、辞書データベースと異なるデータベース、またはデータソースを参照する場合は、“第9章 辞書DBと異なるDBを参照する”を参照して、設定してください。

  5. 辞書データベースと異なるデータソースを参照する

    辞書として設定したデータベース以外のデータベースのデータを参照する場合には、参照するデータベースに対して環境設定が必要です。

    辞書として設定したデータベースのデータを参照する場合は、設定不要です。

    また、データベースだけでなく、CSVファイルのデータを参照することもできます。詳細は、以下を参照してください。

  6. 文字コードの設定

    参照データベースの文字コードに合わせて、Windows版の場合は、Unicodeの場合のみ設定が必要です。(初期値は、Shift-JISで動作します。)

    Unixの場合は、Shift-JIS、EUC、Unicodeから、利用している文字コードを設定します。詳細は、“第10章 文字コード別の環境設定”を参照してください。

  7. Windowsクライアント間を通信ポート番号の固定運用に変更する場合

    NavigatorサーバとNavigator Windowsクライアント間の通信を通信ポート番号の固定運用に変更する場合は、環境設定が必要です。詳細は、“G.1 通信ポート番号を固定運用する”を参照してください。

機能の設定

セットアップ後の確認作業

セットアップ作業が正しく実施されたかを確認します。

Navigator辞書管理ツールから、辞書の管理者のユーザ名でサーバにログインできるかを確認してください。

次に、Navigator辞書管理ツールから、データベースのスキーマ、テーブルの情報を辞書に登録できるか確認してください。

セットアップでトラブルが発生した場合は、“Navigator Server トラブルシューティング集”を参照してください。