特徴
帳票の各ページの特定の位置に仕分ける条件が必ず存在するケースです。
月次の帳票としてこのパターンが非常に多くみられます。
仕分け処理
仕分け処理の方法
全体帳票を従業員番号ごとに分割します。
その仕分け結果を自サーバの受信フォルダに格納します。
仕分け処理結果の格納イメージ図
全体帳票の仕分け結果を自サーバに従業員番号の階層に格納したケースのイメージです。
富士通ホスト帳票を仕分ける場合
以下に、給与明細モデルにおける仕分けイメージを説明します。
帳票の各ページに以下の情報が各位置に存在します。
月:2行目の60桁目~62桁目
従業員番号:4行目の30桁目~40桁目
以下に、仕分け定義体を示します。
* SC,TENPO, | KP,MONTH,99,1,2,60,62, | (1) 分割後の各帳票の1ページ目の「月(MONTH)」と KP,EMPLOYEE-NO,99,1,4,30,40, | 「従業員番号(EMPLOYEE-NO)」を抜き出します * SM,0,, * | SC,LISTVIEW, | (2) “1月次帳票”というタイトルで、 KF,LV-TITLE, =%TENPO%MONTH%月次帳票, | “従業員番号(抜き出し結果)” KF,LV-DB-PATH, =/lvdata/%TENPO%EMPLOYEE-NO%, | フォルダに格納します * CM,*,rcv,0, RS,STRG,4,30,40,, | (3) 「従業員番号」で分割します *
仕分け定義体の定義内容を説明します。
(1) 「月」と「従業員番号」を抜き出します。
(2) (1)で抜き出した文字列を帳票情報(タイトル、帳票を格納する保管フォルダ名)として使用します。
(3) 全体帳票を「従業員番号」で分割します。
オープン帳票を仕分ける場合
以下に、給与明細モデルにおける仕分けイメージを説明します。
帳票の各ページに以下の情報が各位置に存在します。
月:左上座標(8496,240)、右下座標(8928,480)
従業員番号:左上座標(4176,720)、右下座標(5760,960)
以下に、仕分け定義体を示します。
* SC,TENPO, | KC,MONTH,99,1,8496,240,8928,480, | (1) 分割後の各帳票の1ページ目の「月(MONTH)」と KC,EMPLOYEE-NO,99,1,4176,720,5760,960, | 「従業員番号(EMPLOYEE-NO)」を抜き出します * SM,0,, * | SC,LISTVIEW, | (2) “1月次帳票”というタイトルで、 KF,LV-TITLE, =%TENPO%MONTH%月次帳票, | “従業員番号(抜き出し結果)” KF,LV-DB-PATH, =/lvdata/%TENPO%EMPLOYEE-NO%, | フォルダに格納します * CM,*,rcv,0, RS,STRC,4176,720,5760,960,, | (3) 「従業員番号」で分割します *
仕分け定義体の定義内容を説明します。
(1) 「月」と 「従業員番号」を抜き出します。
(2) (1)で抜き出した文字列を帳票情報(タイトル、帳票を格納する保管フォルダ名)として使用します。
(3) 全体帳票を「従業員番号」で分割します。