Linuxアプリケーション出力帳票を帳票仕分け管理で運用するために、指定された文字フォント名をWindowsの文字フォント名に対応させる必要があります。文字フォント名の対応は、フォント名対応ファイルに定義します。フォント名対応ファイルの文字コードは、UTF-8にしてください。
ファイル名
フォント名対応ファイルは、「lwfontmap.ini」という名前のファイルです。フォント名対応ファイルの格納ディレクトリは、以下のとおりです。
/opt/FJSVpast/etc
形式
フォント名対応ファイルの書式は、以下のとおりです。
文字フォント名および文字セット名 「Tab」 Windowsフォント名
文字フォント名および文字セット名とWindowsフォント名と文字配列テーブルのタイプの間は、1つ以上のTabで区切ってください。
先頭の#は、コメント行を表します。
文字フォント名および文字セット名がフォント名対応ファイルに定義されていない場合、文字フォント名および文字セット名の置き換えは行われません。Linuxアプリケーションで指定したフォント名がそのまま使用されます。
文字フォント名および文字セット名の指定には、ワイルドカード「*」の指定が可能です。
文字フォント名および文字セット名 WINDOWS-FONT : 完全一致の置き換え 文字フォント名および文字セット名* WINDOWS-FONT : 先頭一致の置き換え *文字フォント名および文字セット名* WINDOWS-FONT : 部分一致の置き換え *文字フォント名および文字セット名 WINDOWS-FONT : 末尾一致の置き換え
使用例
先頭が「SC」で始まる文字セット名を「MS 明朝」に置き換える場合の設定例
SC* MS 明朝
すべての文字フォント名を「MS ゴシック」に置き換える場合の設定例
* MS ゴシック
初期値
製品インストール時のフォント名対応ファイルの初期値は、以下のとおりです。
# 1) “Gothic”という文字列がどこかに含まれる場合 : # Windowsフォント名は MS ゴシック # 文字配列テーブルのタイプは省略 # 2) その他の場合 : # Windowsフォント名は MS 明朝 # 文字配列テーブルのタイプは省略 *Gothic* MS ゴシック * MS 明朝