List Creator帳票を帳票仕分け管理で運用するために、仕分け仮想プリンタを作成します。
仕分け仮想プリンタとは、帳票を登録するための仮想プリンタです。帳票出力アプリケーションがあるサーバに作成します。
注意
仕分けを行うか行わないかは、環境変数設定の有無で切り分けます。
仕分け仮想プリンタでは切り分けられないので、帳票出力アプリケーションで登録するときに使用するシェルなどに、環境変数の設定を書き込みます。
参照
環境変数の設定については、“3.2.4 環境変数の設定”を参照してください。
lpadminコマンドにより仕分け仮想プリンタを作成します。スーパーユーザのみ、実行できます。
lpadminコマンドの使用方法を説明します。
参照
lpadminコマンドの詳細は、Linuxシステムのマニュアルを参照してください。
形式
lpadmin -pprinter -v/dev/null
説明
-p
仕分け仮想プリンタ名をprinterに14バイト以内(英字で始まる14文字以内の半角英数字)で指定します。
-v
必ず、/dev/nullを指定してください。
使用例
astprtというプリンタ名で仕分け仮想プリンタを作成します。
# lpadmin -pastprt -v/dev/null
なお、仕分け仮想プリンタを削除する場合は、lpadminコマンドに-xオプションを指定します。
形式
lpadmin -xprinter
説明
-x
削除する仕分け仮想プリンタ名をprinterに14バイト以内(英字で始まる14文字以内の半角英数字)で指定します。
使用例
仮想プリンタ(astprt)を削除します。
# lpadmin -xastprt