ページの先頭行へ戻る
Interstage List Works V11.0.0 保守手引書
FUJITSU Software

2.3.4 保管フォルダの削除

保管フォルダを削除する場合に考慮すべき事項と、保管フォルダの削除方法について説明します。

(1) 保管フォルダを削除する場合に考慮すべき事項

保管フォルダを削除する場合は、次の事項について事前に考慮が必要です。

振り分け定義の更新について

削除する保管フォルダを、帳票の振り分け先として定義している場合は、振り分けの指定方法によっては対処が必要です。

  • 受信フォルダの振り分け定義を使用している場合

    振り分け先として指定された保管フォルダを削除する際は、振り分け先の定義を他の保管フォルダに向けて再設定します。受信フォルダの振り分け定義を変更しない場合でも、必ず受信フォルダのプロパティにおいて【OK】ボタンを押してください。

    また、保管フォルダを削除したあと、再度、同じ保管フォルダ名で保管フォルダを作成しても、すでに定義されている受信フォルダの振り分け定義は有効となりません。受信フォルダの振り分け定義を再定義する必要があります。

    受信フォルダの振り分け先定義の設定については、“操作手引書 運用管理者編”を参照してください。
  • 帳票出力時に、アプリケーションで帳票の格納先を指定している場合

    帳票出力時に指定している帳票の格納先の設定を変更します。

    帳票の格納先の設定については、“運用手引書”を参照してください。

    帳票の格納先として物理パスが指定されている場合、以下の手順で保管フォルダの物理パスと論理パスの対応関係を削除してください。

    1. lvlstpthコマンドで、保管フォルダのパス対応表一覧を作成し、削除した保管フォルダに関する定義が存在することを確認します。

    2. lvdelpthコマンドで保管フォルダの物理パスと論理パスの対応関係を削除します。

      lvlstpthコマンド、またはlvdelpthコマンドについては、“コマンドリファレンス”を参照してください。
ファイリングする保管フォルダの設定の変更について

削除する保管フォルダを、グループフォルダのプロパティで「ファイリングする保管フォルダ」として定義している場合は、必要に応じて定義を変更します。

グループフォルダのプロパティについては、“操作手引書 利用者編”を参照してください。

(2) 保管フォルダの削除方法

保管フォルダを削除する方法は、以下のとおりです。保管フォルダの種類によって利用できる削除方法が異なります。

削除方法

リスト管理サーバの保管フォルダ

マイ コンピュータの保管フォルダ

リストナビによる削除

lvdelfolコマンドによる削除

×

○:利用可能

×:利用不可

以下、各削除方法について説明します。

リストナビによる保管フォルダの削除

リストナビで、フォルダの階層を確認しながら、保管フォルダを削除することができます。

リストナビで、リスト管理サーバ上の保管フォルダを削除する方法については、“操作手引書 運用管理者編”を参照してください。
リストナビで、マイ コンピュータ上の保管フォルダを削除する方法については、“操作手引書 利用者編”を参照してください。
フォルダの削除が行えるユーザのアクセス権については、“運用手引書”を参照してください。
lvdelfolコマンドによる保管フォルダの削除

リスト管理サーバの保管フォルダを削除する場合、lvdelfolコマンドが利用できます。削除する保管フォルダの数が多い場合などに、シェルスクリプトに組み込んで使用することも可能です。

ただし、コマンドの実行にはスーパーユーザの権限が必要です。

lvdelfolコマンドの詳細は“コマンドリファレンス”を参照してください。

指定した保管フォルダ配下に、保管フォルダとして定義したサブフォルダや帳票がある場合は、すべて削除されます。