ページの先頭行へ戻る
Interstage List Works V11.0.0 インストールガイド
FUJITSU Software

A.5.1 Interstage証明書環境のアクセス権限の設定

Interstage証明書環境を構築する前に、Interstage証明書環境へのアクセスを許可する、所有グループを作成しておく必要があります。

Interstage証明書環境は、スーパーユーザによって構築され、特定の所有グループに属する実効ユーザがアクセスすることができます。

実効ユーザは、利用するサービスによって異なります。各サービス指定の実効ユーザを所有グループに追加設定するようにしてください。

所有グループの作成や変更は、OS提供のツールから実行する方法もありますが、ここでは、コマンドで所有グループを作成する例を示します。

  1. Interstage証明書環境の所有グループを作成します。

    下記の実行例では、「iscertg」というグループを作成しています。

    # groupadd iscertg
  2. useraddまたはusermodコマンドで、実効ユーザをiscertgグループに登録します。

    下記の実行例では、iscertgに「nobody」を追加しています。

    # usermod -G iscertg nobody

コマンドの詳細については、使用しているOSのマニュアルを参照してください。

作成した所有グループは、Interstage証明書環境を構築時にscsmakeenvコマンドの-gオプションに指定してください。

注意

  • スーパーユーザで実行してください。

  • Interstage HTTP ServerでSSLを利用する場合、Interstage証明書環境の所有グループに登録する実効ユーザは、Interstage HTTP Serverの環境定義ファイル(httpd.conf)のUserディレクティブに設定されているユーザを使用する必要があります。Userディレクティブに設定されているユーザの初期値は「nobody」です。