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Interstage List Creator V11.1.0 トラブルシューティング集

10.3.1 帳票出力すると、スプールデータが分割される

Windows

このトラブルは、アプリケーションサーバがWindows/UNIX系OSで、帳票出力サーバがWindowsの場合に発生します。

原因

I制御レコードでページ制御情報を変更した帳票を印刷したため、帳票出力サーバでスプールが分割された可能性があります。

以下のページ制御情報に対する変更が対象となります。

対処方法

プリンタ情報ファイルのキーワード「CONTSPOOL(スプールの連続指定)」を指定することにより、ページ制御情報が変更された場合にスプールの連続性について指定することができます。

必要に応じて、スプールの連続性について設定してください。

以下に、プリンタ情報ファイルのキーワード「CONTSPOOL(スプールの連続指定)」の設定値について説明します。

LV1:スプールの連続優先

必ずスプールを連続させます。

LV2:中間モード

印刷中に、以下のページ制御情報が変更された場合は、変更が確実に行われるようにスプールを分割します。以下のページ制御情報以外が変更された場合は、スプールを連続させます。

  • 複写枚数

  • 両面印刷

LVZ:ページ制御情報の変更優先

ページ制御情報の変更が確実に行われるようにスプールを分割します。

このキーワードの指定を省略した場合は、LVZ(ページ制御情報の変更優先)が指定されたものとして動作します。

このキーワードの設定値を指定した場合のスプールの連続性について、以下に示します。

キーワードの設定

印刷中に変更したページ制御情報

用紙サイズ

給紙口

印刷方向

複写枚数

両面印刷

LV1(スプール連続優先)

連続

連続

連続

連続

連続

LV2(中間モード)

連続

連続

連続

分割

分割

LVZ(ページ制御情報優先)

分割

分割

分割

分割

分割

注意

  • スプールを連続させた場合は、使用するプリンタやプリンタの設定によって、印刷中に変更したページ制御情報のとおりに印刷されない場合があります。
    例えば、印刷中に片面印刷から両面印刷に変更しても、片面でしか印刷されない場合や、複写枚数を変更したときに意図した枚数で印刷されない場合などがあります。このような場合、スプールを連続させないように本キーワードを設定してください。また、実際に運用する環境で印刷し、問題のないことを必ず確認してください。
    なお、スプールを連続させない場合は、印刷中に変更したページ制御情報のとおりに印刷できます。