帳票出力時のオプションにUnicode(JIS第三水準/第四水準漢字)の文字を指定する場合の文字コード系に関する留意事項について説明します。
監査証跡ログには帳票出力時に指定した出力ユーザIDとコメントが出力されます。帳票出力サーバがWindowsの場合、必要に応じて監査証跡ログファイルの文字コード系をUNICODE(UTF8)に設定してください。
監査証跡ログの環境設定については、以下を参照してください。
PDFファイル保存時のオプションにサロゲートペア文字を含む場合は、帳票出力環境設定ファイル(lc_prt_env.conf)の設定が必要です。JIS2004文字の設定がない場合、帳票出力がエラーになります。
PDFJIS2004MODE Y |
帳票出力環境設定ファイルの詳細については、以下を参照してください。
帳票出力情報ファイルを使用して、PDFJIS2004MODEを帳票出力時に設定することもできます。
文字コード系をUNICODE(UTF8)で作成した情報ファイルを帳票出力インタフェースのオプションに指定することにより、JIS第三水準/第四水準漢字を指定することもできます。JIS第三水準/第四水準漢字の文字を指定できる情報ファイルは以下の通りです。JIS第三水準/第四水準漢字に対応していないキーワードはShift-JISの文字範囲で情報ファイルに記述します。
PDF文書情報ファイル
JIS第三水準/第四水準漢字が指定可能なキーワードの詳細については、オンラインマニュアル“PDF変換機能編”を参照してください。帳票出力インタフェースで指定できない出力に関する情報だけ記述してください。
帳票出力インタフェースの指定方法は、オンラインマニュアル“アプリケーション作成ガイド”を参照してください。
なお、帳票出力環境設定ファイル、PDF環境設定ファイルのキーワードにUnicode(JIS第三水準/第四水準漢字)の文字は指定できません。
帳票設計時に帳票業務情報のプロパティ画面で指定できる文字列はShift-JISの範囲です。JIS第三水準/第四水準漢字は帳票出力インタフェース(コマンド、Javaインタフェース)で指定してください。
文字コード系がUNICODE(UTF8)の場合、半角英数字は1バイト、日本語は通常3バイトで計算しますが、JIS第三水準/第四水準漢字の一部が4バイトのため、日本語は最大4バイトとみなして計算するようにします。
「Title」と「タイトル」を例に以下に説明します。
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