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Interstage Charset ManagerStandard Edition V10 トラブルシューティング

3.4.2 その他のトラブル

3.4.2.1 【TRICV00035】コード変換を行ったファイルをエディタで表示したところ文字が化けてしまいました。

原因

以下の原因が考えられます。

  • 変換元のコード系を誤って指定している。

  • エディタで表示可能なコード系に変換されていない。

対処

それぞれ以下の対処を行ってください。

  • 正しい変換元のコード系を指定してください。

  • 変換先コード系をエディタの表示コード系に合わせてください。

3.4.2.2 【TRICV00036】Interstage Application Serverから呼び出されるUnicodeのコード変換において、対応定義したとおりの変換ができません。

原因

Interstage Application Server V9.1以降では、Unicodeのデータを変換する場合に、Charset Managerのバージョンによって以下のようなパターンで標準コード変換を呼び出します。

  • Charset Manager V9.0以前の場合、"UCS2"を指定

  • Charset Manager V9.1以降の場合、"UTF16"を指定

このため、コードの対応定義を行う場合には、それぞれの場合で以下のキーワードを指定する必要があります。

  • Charset Manager V9.0以前の場合、"UCS2"を指定

  • Charset Manager V9.1以降の場合、"UCS4"を指定

対処

上記の組み合わせを確認し、正しいキーワード値を指定して対応定義を行ってください。

3.4.2.3 【TRICV00037】新マシンに環境を移行したが、旧マシンと同じ変換ができません。

原因

以下の原因が考えられます。

  1. 旧マシンで対応定義を行っている場合、旧マシンの文字コード変換テーブルを移行していない。

  2. 旧マシンでの運用が、日本語資源管理から資源を配付・適用して運用している場合、新マシンへ移行後に資源を配付・適用していない。

  3. 旧マシンで変換仕様を変更している場合、新マシンでも変換仕様を合わせていない。

対処

それぞれ以下の対処を行ってください。

  1. 旧マシンから以下のファイルを退避し、新マシンに復元してください。

    • Windowsの場合

      インストールディレクトリ\ADJUST\DATA\USRTBL

      WindowsからSolaris/Linuxに復元する場合、USRTBLのファイル名は小文字にしてください。

    • Solaris/Linuxの場合

      /etc/opt/FSUNadj/DATA/usrtbl

  2. 日本語資源管理から各マシンへ資源を配付・適用してください。

    参照

    • “Charset Manager 使用手引書 日本語資源管理編”の“第6章 業務の資源の配付”

    • “Charset Manager 使用手引書 日本語資源適用編”の“第2章 部門サーバでの日本語資源適用” 、"第3章 クライアントでの日本語資源適用"

  3. 以下の対処を実施してください。

    • Windowsの場合

      旧マシンで変換仕様変更ユーティリティ(インストールディレクトリ\ADJUST\f3cedfch.exe)を実行し、設定されている内容と同じ設定を新マシンでも行ってください。

    • Solaris/Linuxの場合

      旧マシンで設定されているICONVの環境変数と同じ設定を新マシンでも設定してください。

      参照

      “Charset Manager 使用手引書 標準コード変換機能編”の“4.2 環境変数(UNIX系)”