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Interstage Charset Manager Standard Edition V10 使用手引書 入力機能 IMM編

3.4.4 クイック単漢字

Charset-入力アシストでは、かな漢字変換操作で入力することができない文字を、その文字の読み・画数・部首・文字コードなどから検索して入力することができます。この機能を、「クイック単漢字」と呼びます。

検索条件の指定方法ごとに、次の順に説明します。

参考

Charset-入力アシストのオンラインヘルプで、目次から[文字を入力する]-[変換できない漢字や記号を入力する]とたどると、クイック単漢字の説明を参照することができます。

◆読みから漢字を入力する

[変換]キーで変換されない漢字は、漢字の読みから探して入力できます。

このとき、「よみ」は、1つだけでなく、「よみ」と「よみ」という複数条件を指定して探すこともできます。

操作手順

  1. 漢字の読みを入力します。

  2. [Ctrl]+[J]キー([クイック単漢字])を押します。
    クイック単漢字ウィンドウが表示されます。

  3. 目的の漢字を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
    目的の漢字が入力されます。
    目的の漢字を間違えて選択した場合は、[Esc]キーを押すとウィンドウで漢字を選択しなおせます。
    異体字を入力したい場合は、異体字の[入力]をクリックすると、変換候補一覧に表示され、選択することができます。

◆総画数から漢字を入力する

[変換]キーで変換できない難しい漢字は、総画数から漢字を探して入力できます。

このとき、「画数」だけでなく、「画数」と「よみ」という複数条件を指定して探すこともできます。

操作手順

  1. 画数から検索することを示す記号「画」を表示させます。
    かな入力の場合は、[Shift]キー+[か]キーを押します。または、[か]キーを押したあとに[ ゜]キー(半濁音)を押します。
    ローマ字入力の場合は、[K]キー、[W]キー、[A]キーを押します。

  2. 「画」の次に画数を入力します。

  3. [Ctrl]+[J]キー([クイック単漢字])を押します。
    画数変換ウィンドウが表示されます。
    [前画]ボタン/[次画]ボタンをクリックすると、表示されている候補が切り替わります。

  4. 目的の漢字を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
    目的の漢字が入力されます。
    目的の漢字を間違えて選択した場合は、[Esc]キーを押すとウィンドウで漢字を選択しなおせます。
    異体字を入力したい場合は、異体字の[入力]をクリックすると、変換候補一覧に表示され、選択することができます。

◆部首名から漢字を入力する

[変換]キーで変換できない難しい漢字は、部首名から漢字を探して入力できます。

このとき、「部首」だけでなく、「部首」と「よみ」という複数条件を指定して探すこともできます。

操作手順

  1. 部首名から検索することを示す記号「部」を表示させます。
    かな入力の場合は、[Shift]キー+[け]キーを押します。または、[け]キーを押したあとに[ ゜]キー(半濁音)を押します。
    ローマ字入力の場合は、[K]キー、[W]キー、[E]キーを押します。

  2. 「部」の次に部首名(例:さんずい)を入力します。
    部首の読みは、マルチボードの「部首検索」で、ツールチップの情報を参照してください。ツールチップは、部首一覧の文字の上にマウスポインタを置くと表示されます。

  3. [Ctrl]+[J]キー([クイック単漢字])を押します。
    部首変換ウィンドウが表示されます。

  4. 目的の漢字を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
    目的の漢字が入力されます。
    目的の漢字を間違えて選択した場合は、[Esc]キーを押すとウィンドウで漢字を選択しなおせます。
    異体字を入力したい場合は、異体字の[入力]をクリックすると、変換候補一覧に表示され、選択することができます。

◆複数の条件を指定して漢字を入力する

[変換]キーで変換できない難しい漢字は、部首、読み、画数を指定して漢字に変換できます。

指定可能な組み合わせの代表例は、次のとおりです。

組み合わせ

入力する漢字

入力例

よみ+よみ

ごう・あう

画数+よみ

画15・き

部首+よみ

部さんずい・らく

部首+画数

部にすい・画10

操作手順

  1. ひらがなで「き」と入力します。
    「き」と表示されます。

  2. 「・」を入力します。
    「き・」と表示されます。

  3. 画数で検索することを示す記号「画」を表示します。
    かな入力の場合は、[Shift]キー+[か]キーを押します。または、[か]キーを押したあとに[ ゜]キー(半濁音)を押します。
    ローマ字入力の場合は、[K]キー、[W]キー、[A]キーを押します。
    「き・画」と表示されます。

  4. 「15」と入力します。
    「き・画15」と表示されます。

  5. [Ctrl]+[J]キー([クイック単漢字])を押します。
    複合変換ウィンドウが表示されます。
    [前画]ボタン/[次画]ボタンをクリックすると、表示されている候補が切り替わります。

  6. 目的の漢字を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
    目的の漢字が入力されます。
    目的の漢字を間違えて選択した場合は、[Esc]キーを押すとウィンドウで漢字を選択し直せます。
    異体字を入力したい場合は、異体字の[入力]をクリックすると、変換候補一覧に表示され、選択することができます。

◆よみから記号を入力する

[変換]キーで変換できない記号は、記号の読みから探して入力できます。

操作手順

  1. 記号の読み(例 :いっぱんきごう)を入力します。

  2. [Ctrl]+[J]キー([クイック単漢字])を押します。
    クイック単漢字ウィンドウが表示されます。
    記号の読みは、マルチボードの「記号一覧」で、「記号名」を参照してください。

  3. 目的の記号を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
    目的の記号が入力されます。
    目的の記号を間違えて選択した場合は、[Esc]キーを押すとウィンドウで記号を選択しなおせます。
    異体字を入力したい場合は、異体字の[入力]をクリックすると、変換候補一覧に表示され、選択することができます。

◆文字コードから漢字や記号を入力する

コードから目的の漢字や記号を検索して入力できます。

コードには、区点、面区点、JISコード、シフトJISコード、Unicode、JEFコードがあります。

操作手順

  1. コード値を入力します。
    入力するコード値は4~6桁の文字コード番号を指定します。
    なお、文字コード番号はマルチボードのツールチップでも確認できますので、入力方法の参考にしてください。
    ツールチップは、候補文字の上にマウスポインタを置くと表示されます。

  2. [Ctrl]+[J]キー([クイック単漢字])を押します。
    もう1度[Ctrl]+[J]キー([クイック単漢字])を押すと、指定したコード以降の文字の一覧が表示され、そこから文字を選択できます。
    目的の漢字が表示されます。

注意

  • JEFコードは、Charset-入力アシストがJEFモードで動作している場合のみ使用できます。

  • 面区点のコードを指定する場合は、次の点に注意してください。

    • 入力用のマスタコード系がUnicode(2004MS)以外の場合は、4~5桁の10進数の数字で指定した値が区点として解釈されます。

    • 入力用のマスタコード系がUnicode(2004MS)の場合は、JIS2004の面区点を1~2面、1~94区、1~94点の範囲で指定できます。4桁で指定すると、1面の区点として解釈され、5桁で指定すると面区点として解釈されます。

  • Unicodeのコードを指定する場合は、次の点に注意してください。

    • サロゲートペアでのコード表記で指定することはできません。

    • 4桁で指定すると、第0面(BMP)として扱われます。また、5桁以上で指定すると、U+10000~U+10FFFFの範囲として扱われます。

  • JISコードを指定する場合、そのコードはJIS X 0208の第1面として扱われます。

◆外字を入力する

[変換]で変換できない外字を一覧から探して入力できます。

操作手順

  1. よみとして「がいじ」または「とうろく」と入力します。

  2. [Ctrl]+[J]キー([クイック単漢字])を押します。
    クイック単漢字ウィンドウが表示されます。

  3. 目的の外字を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
    目的の外字が入力されます。
    目的の外字を間違えて選択した場合は、[Esc]を押すとウィンドウで外字を選択し直せます。

注意

入力コード範囲の抑止で、抑止対象となっている文字については、変換候補一覧に表示されません。