サーバ切り換えを行う場合、クライアントのインストール方法が通常とは異なります。直接CD-ROMからインストールするのではなく、CD-ROMの内容をコピーし、初期設定ファイルを更新する必要があります。初期設定ファイルにサーバ切り換え設定ファイルのUNC名を書き込んでから、インストーラを配布します。
配布の方法にはCD-R、MOなどがありますが、以下ではネットワーク上で公開されたディレクトリを使用して、配布を行う例を示します。
以下の手順で行います。
CD-ROMの内容のコピー
初期設定ファイルの修正
クライアントのインストールに必要な情報の提供
CD-ROMの内容のコピー
公開用のディレクトリにCD-ROMの内容をすべてコピーしてください。
初期設定ファイルの修正
公開用のディレクトリの下にclient\disk1\chgini.txtというテキストファイルがコピーされています。
以下の手順で修正してください。
修正の準備作業
コピーされた直後chgini.txtは読み取り権だけしか与えられていません。書き込みができる権限を設定してください。
初期設定ファイルの修正
以下の一行を追加します。行末では必ず改行を行ってください。
サーバ切り換え設定ファイルのUNC名 |
【例】
ファイルサーバを「grpsv」、共有名を「share」、サーバ切り換え設定ファイルを「host.lst」とした場合
=================================================================================== \\grpsv\share\host.lst =====================================================================================
クライアントのインストールに必要な情報の提供
クライアントのインストール担当者に対し、インストーラの起動方法を通知します。
【例】
インストーラの公開場所のUNC名が \\server1\navi の場合
[スタート]ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行(R)...]を選択します。表示された画面で以下のように入力します。
=================================================================================== \\server1\navi\setup.exe =====================================================================================