業務システムに負荷をかけない高速なバックアップとレプリケーション
AdvancedCopy Managerはストレージ装置のアドバンスト・コピー機能を利用してデータをコピーするため、処理対象のデータ量が増加しても、高速で一定のデータコピー時間を保てます。このため、バックアップやレプリケーションのための業務停止時間が、従来に比べて飛躍的に短くなります。
また、データコピー処理はストレージ装置内で実施するため、業務システムに負荷をかけずにバックアップやレプリケーションを実施できます。
アプリケーションと連携した業務無停止のバックアップ
Exchange Server、SQL Server、Oracle、DB2、Fujitsu Software Symfowareを含む主要なデータベースと連携し、業務を停止することなくバックアップできるため、24時間365日の連続稼働を実現可能です。
Exchange ServerおよびSQL Serverの運用簡易化
AdvancedCopy Managerは、簡単操作でExchange ServerおよびSQL Serverの運用を簡易化するウィザードを提供しています。
バックアップ環境を構築するウィザード
短時間で構築できることに加えて、人的ミスのリスクを低減できます。
ウィザードで生成したバックアップスクリプトを本製品のスケジューラーに登録することで、定期的なバックアップ運用が可能です。
リストアを実行するウィザード
バックアップ時の情報を基に、安全・確実にリストアできるため、短い停止時間で運用を再開できます。
参考
リストアを実行するウィザードを利用するには、「5.4 AdvancedCopy Managerの製品体系」に記載されているオプションライセンスが必要です。
ストレージの省電力運用
ストレージ装置の消費電力を削減するために、バックアップ時だけバックアップ先のディスクを回転させる運用が可能です。Storage Cruiserと組み合わせると、消費電力や温度を可視化して、省電力効果を確認できます。
ディザスターリカバリーソリューションの提供
ストレージ装置間のリモート・アドバンスト・コピー機能を利用して、遠隔地にデータをコピー・保管できます。災害時のデータ損失のリスクを最小限に抑えます。また、迅速なデータ復旧によって、ビジネス継続性をサポートします。
Storage Cluster機能の対象ボリュームのバックアップ運用
AdvancedCopy Manager Copy Control Moduleは、Storage Cluster機能の対象ボリューム(TFOV)から非対象ボリューム(非TFOV)へのバックアップ機能を提供します。
Storage Clusterコンティニュアスコピー機能を利用したレプリケーション運用
Storage Cluster環境において、Primaryストレージでアドバンスト・コピー実施中にFailoverが発生した場合、Primaryストレージが停止しても、Secondaryストレージで自動的にアドバンスト・コピーの処理を引き継いでコピー運用を継続できます。
NAS環境におけるNASボリュームのバックアップ運用
ストレージ装置に構築されたNASファイルシステムに対し、ストレージ装置のアドバンスト・コピー機能を利用して、高速なNASボリュームのバックアップおよびリストアを実施できます。
NASバックアップボリュームを別ディスクに作成することで、NASボリュームのディスク故障によるデータの消失を回避できます。また、NASバックアップボリュームをRead-Onlyで参照できるため、クライアントからファイル単位でNASボリュームへ書き戻すことが可能です。
VMware vSphere Virtual Volumes環境における仮想マシン単位のスナップショット/バックアップ
VMware vSphere Virtual Volumes環境において、ストレージ装置のアドバンスト・コピー機能を利用して、高速に仮想マシン単位のスナップショット、バックアップ、およびリストアを実施できます。
WebコンソールでのAdvancedCopy Manager運用環境に対する操作
Webブラウザーから、バックアップ管理機能またはレプリケーション管理機能を使用する運用環境に対する操作が可能です。なお、コマンドによる操作も可能です。