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ETERNUS SF Express 16.9A / Storage Cruiser 16.9A / AdvancedCopy Manager 16.9A 概説書
FUJITSU Storage

4.12 Storage Cluster機能

ポイント

本機能を利用するには、以下のライセンスが必要です。

  • ETERNUS SF Storage Cruiser Storage Clusterオプションライセンス

  • ETERNUS SF AdvancedCopy Manager Standard Edition ライセンスパックまたはETERNUS SF AdvancedCopy Manager Software Upgrade

Storage Cluster機能は、2台のストレージ装置間で、一方のストレージ装置が停止した際にもう一方のストレージ装置に透過的に切り替える機能です。ストレージ装置による高可用システムを実現できます。ストレージ装置の故障発生時は故障を自動的に検知し、業務サーバに影響を与えることなくアクセス先のストレージ装置を自動的に切り替えるため、業務の継続が可能です。

図4.11 Storage Cluster機能によるストレージ装置の自動切替えイメージ

Storage Cluster機能の利用シーンの例は、以下のとおりです。

ストレージ装置の切替えには、2つの方式があります。

切替え方式

説明

自動Failover

Storage Cluster機能が、ストレージ装置の生存を監視し、ストレージ装置の故障時に自動的に切り替えます。この方式の利用には、Storage Clusterコントローラーの設置が必要です。

手動Failover

利用者がWebコンソールから指示することで、ストレージ装置を切り替えます。

Storage Cluster機能を利用する場合のシステム構成例は、以下のとおりです。

図4.12 Storage Cluster機能利用時のシステム構成例

「Primaryストレージ」は、稼働系システムとして使用されるストレージ装置です。
「Secondaryストレージ」は、待機系システムとして使用されるストレージ装置です。
「Storage Clusterコントローラー」は、PrimaryストレージおよびSecondaryストレージの監視を行うサーバです。