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ETERNUS SF Express 16.9A / Storage Cruiser 16.9A / AdvancedCopy Manager 16.9A 概説書
FUJITSU Storage

4.8 レポーティング機能

レポーティング機能は、サーバに接続されたボリュームに関する情報を収集して、容量情報や利用時間など課金に必要な情報を出力します。

課金に必要な情報を収集する場合は、以下を明確にする必要があります。

図4.3 課金に必要な情報

レポーティング機能で採取できる情報

レポーティング機能で採取できる情報は、以下のとおりです。

表4.4 レポーティング機能で採取できる情報

レポーティング機能で採取できる情報

サーバの集計単位

物理サーバ

仮想サーバのホスト

ボリュームタイプと容量

Standard Volumeの物理容量

WSV(Wide Striping Volume)の物理容量

SDV(Snap Data Volume)の論理容量

TPV(Thin Provisioning Volume)の論理容量

FTV(Flexible Tier Volume)の論理容量

利用期間

利用開始日時

利用終了日時

ボリューム情報

RAIDレベル

ディスクタイプ: SAS、SSD、SED-SAS

ボリューム暗号化

参考

以下の情報は、レポーティング機能で採取できません。

  • 仮想サーバのゲスト

  • SDV、TPV、およびFTVの、物理容量

レポーティング機能で課金に必要な情報のレポートを作成するまでの流れは、以下のとおりです。

図4.4 レポート作成までの流れ

項目

説明

共通制御リポジトリ

管理対象装置の構成情報を格納するデータベースです。

レポート情報

課金に必要な情報(ボリュームに関する構成情報)です。

情報蓄積ファイル

レポート情報を蓄積するファイルです。

ポリシーファイル

レポーティング機能の動作に関する設定ファイルです。

レポートファイル

レポート情報を出力したファイルです。

課金アプリケーション

レポートファイルから請求書を作成するためのアプリケーションです。
(センター管理者が作成)

  1. ポリシーの設定

    レポーティング機能の動作に関するポリシーファイルを設定します。

  2. レポート情報収集

    esfadm report collectコマンドを使用して、共通制御リポジトリからレポート情報を情報蓄積ファイルに格納します。

  3. レポート作成

    esfadm report createコマンドを使用して、ポリシーファイルに基づき、情報蓄積ファイルのレポート情報を集計してレポートファイルを作成します。