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ETERNUS SF Express 16.9A / Storage Cruiser 16.9A / AdvancedCopy Manager 16.9A 概説書
FUJITSU Storage

4.5 シン・プロビジョニング管理

ETERNUS DX series (DX60 S2を除く), ETERNUS AF オールフラッシュアレイ, ETERNUS DX200Fには、シン・プロビジョニング(Thin Provisioning)技術を利用したストレージ容量の仮想化機能が搭載されています。

シン・プロビジョニングとは、ストレージ・リソースを仮想化して割り当てることで、ストレージの物理容量を削減できる技術です。シン・プロビジョニングが導入された環境では、物理ディスクは共有のディスクプール(以降、“シン・プロビジョニングプール”と呼びます)で管理され、サーバへは仮想ボリュームとして割り当てます。データが仮想ボリュームに書き込まれると、そのデータ量に応じてシン・プロビジョニングプールから物理ディスクが割り当てられます。シン・プロビジョニングプールの使用量に応じてサーバに影響を与えずに物理ディスクを増設できます。これによって、少ない物理ディスク容量で大容量の仮想ディスクをサーバに割り当てて運用を開始できるため、初期投資の抑制(スモールスタート)が可能です。

Storage Cruiserは、シン・プロビジョニング機能を搭載しているストレージ装置に対して、以下の機能を提供します。