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ETERNUS SF Express 16.9A / Storage Cruiser 16.9A / AdvancedCopy Manager 16.9A 概説書
FUJITSU Storage

1.5 Expressのシステム構成

Expressの基本的なシステム構成は、「図1.1 Expressのシステム構成」のとおりです。

Expressは、複数台のストレージ装置を管理できます。また、物理環境に加えて、サーバ仮想化環境にも対応しています。

図1.1 Expressのシステム構成

ExpressマネージャーとWebコンソールを異なるサーバで動作させるシステム構成もサポートしています。そのシステム構成の場合、Webコンソールは、ネットワーク(HTTPS通信)を介してExpressマネージャーにアクセスします。

注意

  • Expressは、IPv6環境での運用をサポートしていません。IPv4環境で運用してください。

  • Expressは、クラスタシステムでの動作をサポートしてしません。運用管理サーバの可用性を高めるには、Storage Cruiserを利用してください。

アドバンスト・コピー機能を利用する場合の構成

Expressでは、運用管理サーバからストレージ装置にアドバンスト・コピーを指示できます。
アドバンスト・コピーを指示する方法には、以下の2種類があります。

注意

ETERNUS DX60 S2に対して、LAN経由コピー制御機能は利用できません。SAN経由コピー制御機能を利用してください。

SAN経由コピー制御機能を利用する場合は、以下の図のように、ストレージ装置内に、運用管理サーバがアクセスできる論理ボリュームが必要です。この論理ボリュームを“アクセスボリューム”と呼びます。ストレージ装置内の論理ボリュームを1つ、アクセスボリューム用として、運用管理サーバに割り当てる必要があります。

図1.2 SAN経由コピー制御機能を利用するシステム構成例

LAN経由コピー制御機能を利用する場合は、アクセスボリュームが不要です。

図1.3 LAN経由コピー制御機能を利用するシステム構成例