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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.9A 運用ガイド
FUJITSU Storage

1.4 ユーザーアカウント制御を使用している場合の注意事項

管理者権限を必要とする処理やプログラムの実行時は、Microsoft Windows Serverのセキュリティ向上のためのユーザーアカウント制御(以降、“UAC”と略します)の影響を受けます。

以下に、UACが有効な場合と無効な場合について説明します。

動作条件を以下に示します。

表1.4 アカウントとUACの関係

アカウント種別

UAC:有効

UAC:無効

Administratorアカウント

Administratorsグループに所属するユーザーアカウント

×(注)

標準ユーザーアカウント

×(注)

×

〇: 権限昇格ダイアログを表示せずに動作します。
×: 管理者権限を取得できないため、動作しません。
注: 権限昇格ダイアログを表示し、承認がされたら動作しますが、処理やプログラムが出力するメッセージは表示されません。


UACが有効な場合にAdministratorアカウント以外のすべてのユーザーで実施するときは、以下のどちらかの方法を利用して、管理者権限でプログラムを実行する必要があります。

表1.5 権限昇格ダイアログによる対話処理回避方法

対話処理回避方法

Administratorsグループに
所属するユーザーアカウント

標準ユーザーアカウント

「管理者として実行」を指定してコマンドプロンプトを起動し、開いたコマンドプロンプト上でプログラムを実行

回避可

回避可

タスクスケジューラで「最上位の特権で実行する」を指定して起動

回避可

回避不可