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Systemwalker Centric Manager V17.0.1 使用手引書 監視機能編(互換用)

12.1.2 稼働状況を監視する間隔を定義する

アプリケーション管理エージェントに関する動作の設定を行います。以下の項目(動作設定ポリシー)を設定します。

設定ダイアログボックスの表示方法

  1. Systemwalkerコンソールの[ポリシー]メニューから[ポリシーの定義]-[アプリケーションの監視]を選択します。

    →[アプリケーション管理]ウィンドウが表示されます。

  2. [アプリケーション管理の設定]-[アプリケーション管理全体の設定]-[動作の設定]を選択します。

  3. [ポリシー]メニューの[作成]を選択します。

    →[動作の設定]ダイアログボックスが表示されます。

  4. [詳細設定]ボタンをクリックします。

    →[動作の設定[詳細]]ダイアログボックスが表示されます。

動作設定ポリシーを設定する

[動作の設定[詳細]]ダイアログボックスで、以下の項目を設定します。

  1. 設定する[ポリシー名]を入力します。
    ポリシー名として半角255文字まで入力できます。同じポリシー名を二重に登録することはできません。

  2. [稼働ポリシー監視間隔]、および[稼働状況取得間隔]を設定します。
    監視する間隔は、監視するシステム共通の設定となります。アプリケーションごとの時間設定はできません。

    • 稼働ポリシー監視間隔の設定

      稼働監視ポリシーで設定しているアプリケーションが、稼働しているか停止しているかを、監視する間隔を設定します。監視する時間間隔を、1分から23時間59分の範囲で指定します。初期値は5分です。

    • 稼働状況取得間隔の設定

      アプリケーション、クラスタサービスの稼働状況を取得する間隔を設定します。取得する間隔を、0分から23時間59分の範囲で指定します。初期値は5分です。間隔として0分を指定した場合には、稼働状況の取得は行われません。

      アプリケーションの稼働状況(稼働中、停止中、非稼働状態など)は、監視マップ上のアプリケーションアイコンの背景画像、監視リスト上の「稼働状態」で確認することができます。なお、監視対象のアプリケーションが多い場合、または監視対象のシステムが多い場合は、ネットワークの負荷軽減のために、アプリケーションの稼働状況取得時間を0分(稼働状況の取得を行わない)にすることをお勧めします。

      また、ワークユニット/IJServerクラスタ、ワークユニットオブジェクト/サーバーインスタンスの稼働状況取得は即時に取得するため、稼働状況取得間隔ごとの稼働状態の取得は行いません。

[動作の設定[詳細]]ダイアログボックスで、以下の項目を設定します。

  1. [アプリケーション情報送信種別]を、以下の中から選択します。

    • [エージェント起動時に毎回最新情報を送信する]

    • [次回エージェント起動時のみ最新情報を送信する]

    • [送信しない]

    アプリケーション情報については、“アプリケーション情報の送信種別とは”を参照してください。

    インストールレス型ノードに対して[稼働状況取得間隔]、[詳細設定]のポリシーが設定されても、これらの設定は使用されません。

  2. [配付先]タブで、ポリシーの配付先を設定します。

    ポリシー配付は、ほかのアプリケーション管理に関するポリシーを設定した後、まとめて行うことをお勧めします。

    配付先一覧には、インストールレス型ノードの表示、選択もできます。

ポイント

アプリケーション情報の送信種別とは

送信種別とは、監視対象システムへ、いつ運用管理サーバからのアプリケーション情報を送信するかの指定になります。

アプリケーション情報は、アプリケーションおよびInterstageのワークユニット/IJServerクラスタに関して登録されている以下の情報です。

  • 実行ファイル名、ワークユニット名/IJServerクラスタ名などの登録内容

  • 業務管理ツリーに登録されているかどうか

これらの情報は通常、アプリケーションの登録時(アプリケーションの自動検出も含む)や業務管理ツリーへの登録時に、運用管理サーバから監視対象システムに対して送信されます。しかし、以下の条件の場合には、運用管理サーバと監視対象システムとの間で整合性を確保する必要があります。

  • 運用管理サーバの環境を再構築したため、監視対象システム上の情報を一括して更新したい。

  • 運用管理サーバへの登録時に監視対象システムが停止していたか、または監視対象システムに一時的な通信異常が発生していたため、登録内容のすべては送信されていない。

  • 監視対象システムの環境を再構築したため、最新の登録情報を運用管理サーバから取得して反映したい。


[アプリケーション情報送信種別]は、以下のように設定します。

  • 運用管理サーバ上の作業(アプリケーションの登録/更新)が多い場合、または、整合性を確保する必要がある場合は、[次回エージェント起動時のみ最新情報を送信する]または[エージェント起動時に毎回最新情報を送信する]に設定します。

    [次回エージェント起動時のみ最新情報を送信する]を設定した場合

    アプリケーション情報に変更があった場合に、次のエージェント起動時に監視対象アプリケーションの差分情報のみを配付します。

    [エージェント起動時に毎回最新情報を送信する]を設定した場合

    エージェントの起動時に、監視対象システムのアプリケーション情報をすべて配付します。

  • 運用管理サーバ上の作業は完了し、[稼働ポリシー監視間隔]または[稼働状況取得間隔]の設定だけの場合は、ネットワークの負荷軽減のために、[送信しない]に設定します。