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Systemwalker Centric Manager V17.0.1 導入手引書

10.3.1 フレームワーク、インベントリ管理のデータベース拡張

以下の手順で、フレームワーク、インベントリ管理のデータベースを拡張します。

注意

データベース拡張についての注意事項

  • データベース拡張の作業を始める前に、あらかじめ旧データベースのバックアップをとってください。

  • データベースの拡張を行う場合は、ローカルコンピュータ上のAdministratorユーザでログオンしてください。

    Administratorユーザのユーザ名を変更している場合は、“Administratorユーザ(ビルトインアカウント)についての注意事項【Windows版】”を参照してください。

  • ここで説明する手順で拡張できる領域は以下のデータベース領域です。

    • フレームワークのデータベース(リポジトリ)

    • インベントリ管理のデータベース

    フレームワークのデータベース(オブジェクトログ、監視メッセージログ、監視イベントログ)の領域拡張を行う場合は、“ログデータベースの拡張”の手順に従ってください。

  • フレームワークのデータベースを拡張するとき、ファイルシステム上にインベントリ管理のデータベース(50MB)も自動的に簡易作成されます。インベントリ管理のデータベースを拡張する際は、DRMS編集ファイルで「dbimport=YES」と設定されている必要があります。
    そのため、データベースを拡張する前に、DRMS編集ファイルで「dbimport=YES」と設定されていることを確認してください。

  1. [スタート]-[Systemwalker Centric Manager]-[運用環境の保守 (Systemwalker Centric Manager)]を選択します。

  2. [運用環境保守ウィザードへようこそ]画面で[次へ]ボタンをクリックします。

  3. [処理の選択]画面で[実施する処理]として[データベース拡張]を選択し、[作業データ格納先]を指定します。[作業データ格納先]は、半角英数字32文字以内で指定します。空白を含むことはできません。なお、[処理の選択]画面のメッセージは、運用環境の構築状態に応じて変わります。

  4. [データベースの拡張]画面で拡張するデータベースのチェックボックスをチェックし、各データベースの[設定]ボタンから、データベースごとに必要な情報を入力します。必要なデータベースの情報をすべて入力した後、[次へ]ボタンをクリックします。データベースサイズについては、“フレームワークのデータベース領域の見積もり”を参照してください。

    フレームワークデータベース(リポジトリ)の割当量はデータベース作成時の指定サイズとの間に誤差があります。

    [設定]ボタンをクリックすると、拡張を行うために必要な情報を、入力することができます。

    画面例:[フレームワークデータベース(リポジトリ)設定]画面

    注意

    • 直接設定を使用して拡張する場合には、10MB以上大きい値を設定してください。

    • データベース格納先(ファイル格納先)を変更する場合、フレームワーク、インベントリの各データベースがそれぞれ異なる格納先になるように指定してください。

    • データベース格納先(ファイル格納先) は124バイト以内で指定してください。

    • フレームワークデータベース格納先(ファイル格納先)は半角英数字で指定してください。

    • インベントリデータベース格納先(ファイル格納先)は半角空白、タブ、カンマ「,」、セミコロン「;」、単一引用符「'」、二重引用符「"」、番号記号「#」、縦線「|」、山形括弧「<」「>」、スラッシュ「/」、アスタリスク「*」、疑問符「?」およびマルチバイト文字以外を指定してください。

    • [簡易指定]を選択してデータベースの拡張を行う場合、フレームワークのデータベース(オブジェクトログ、監視メッセージログ、監視イベントログ)の容量が、ノード数別の各モデルの見積もりサイズに変更されます。そのため、フレームワークのデータベース(オブジェクトログ、監視メッセージログ、監視イベントログ)の容量を、ノード数別の各モデルの見積もりサイズに変更しない場合は、[簡易指定]ではなく[直接指定]でデータベースの拡張を行ってください。

      ノード数別の各モデルの見積もりサイズについては、“データベース領域のモデル別積もり”を参照してください。

    ポイント

    データベーススペースの領域が不足した場合

    リポジトリに登録したノード等の情報を大量に削除した場合、情報は削除されますが、情報が格納されていた領域は使用されない領域として残ります。[フレームワークデータベース(リポジトリ)設定]画面で、[データベースのコンデンスのみ行う]を選択すると、データベースのコンデンスだけが行われ、これらの領域が使用可能となり空き領域が確保されます。

  5. [設定内容の確認]画面で設定内容を確認後、[次へ]ボタンをクリックします。

  6. データベースの拡張処理が実行されます。

  7. データベースの拡張処理が終了すると以下の画面が表示されます。