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Systemwalker Centric Manager V17.0.1 導入手引書

3.23.7 監査ログ分析機能を利用する場合の環境設定【Windows版】

環境設定

以下の手順で環境設定を行います。環境設定の作業はすべてSystemwalkerのスタートアップアカウントで行います。

SystemwalkerのスタートアップアカウントがActive Directoryに登録されている場合、以下の条件を満たしたローカルユーザアカウントで実行してください。

なお、監査ログ分析機能をSystemwalkerのスタートアップアカウント以外のユーザで使用する場合、“監査ログ分析機能をスートアップ外のユーザで使用する場合”を参照してください。

1. Interstage Navigator サーバ機能の導入

以下のソフトウェアがインストールされていない場合、インストールしてください。

  • Interstage Navigator Server V9.0以降
    以下の場合は、Interstage Navigator Server Enterprise Edition V9.0以降が必要です。

    • 運用管理サーバをクラスタ運用する場合

    • 分析対象とする正規化ログの総量が2GBを超える場合(注1)

    インストールオプションはデフォルトのままで、変更する必要はありません。
    インストール後は、システムの再起動を促すメッセージが表示されますが、ここでは再起動は行わないでください。
    1)
    Interstage Navigator Server Standard Edition V9.2以降でも対応可能。

2. 正規化ディレクトリ設定

3. システムの再

4. Interstage Navigator Server の環境設定

5. データ作成

6. Navigator登録

7. 拡張辞

8. Symfoware Serverの用バッファの拡張

監査ログ分析機能をクラスタ環境で使用する場合、“監査析機能をクスタ環境で使用する場合”を参照してください。

正規化ディレクトリの設定

環境設定ファイルのセットアップ

正規化ログを格納する正規化ディレクトリを作成し、そのディレクトリ名を設定したInterstage Navigator Serverの環境設定ファイルを作成するバッチファイルを実行します。

  1. Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpata\bin\Setenv.batの設定内容を必要に応じて編集します。

    バッチファイルをデフォルトの設定で実行した場合、以下の内容で処理が行われます。

    • 作成、登録される正規化ディレクトリ: C:\mpata\cnvtlog

    • 作成される環境設定ファイル: C:\NAVISV\bin\rnd.env

    詳細については、Setenv.batファイル内のコメントを参照してください。

  2. Setenv.batが存在するディレクトリをカレントディレクトリとして、Setenv.batを実行します。

監査ログ分析機能の環境設定

以下のコマンドで正規化ディレクトリおよびNavigator認証ユーザ情報(ユーザ名とログインパスワード)を登録します。

C:\>Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\bin\mpatacnvtdef -N 正規化ディレクトリ -U Navigator認証ユーザ名

正規化ディレクトリは、“環境設定ファイルのセットアップ”で実行したSetenv.batに記述されたとおりに設定します。(デフォルトの設定は、C:\mpata\cnvtlogです。)

Navigator認証ユーザには、Systemwalkerのスタートアップアカウントを指定してください(OSに登録済みの他のユーザアカウントも使用することができます)。ただし、ユーザ名は英数字20文字以内にする必要があります。

なお、SystemwalkerのスタートアップアカウントがActive Directoryに登録されている場合、Navigator認証ユーザは前述の条件を満たしたローカルユーザアカウントを使用してください。

システムの再起動

システムを再起動し、Interstage Navigator Server の環境設定ファイルを適用します。

Interstage Navigator Server の環境設定

Interstage Navigator Server 認証のユーザ登録、およびユーザごとに使用するNavigator辞書の登録を行います。Navigator認証ユーザは、“化ディレクトリの設定”の“監査ログ析機能境設定”で指定したユーザ名を使用します。

Interstage Navigator Server のユーザ登録
  1. Interstage Navigator Serverのグループを登録します。

    [Interstage Navigator Server]-[ユーザ登録]を使用し、以下の属性でグループを登録します。

    • グループID:1から2147483647までの数値

    • グループ名:20文字までの英数字

  2. Navigator認証ユーザを上記で登録したグループ配下に登録します。

    [Interstage Navigator Server]-[ユーザ登録]を使用し、以下の属性でユーザを登録します。

    • ユーザID:グループIDと同じID(数値)

    • ユーザ名:Navigator認証ユーザ名

  3. Interstage Navigator Serverを再起動します。

    [Interstage Navigator Server]-[Navigator Server 起動と停止]を使用し、サービスを停止後、開始します。

登録方法の詳細については、“Interstage Navigator Server セットアップガイド”の“OS認証の場合のユーザの登録”を参照してください。

データベースの作成

「CSVファイルの情報活用」機能のためのデータベースを以下の属性で作成します。

以下のバッチを実行してデータベースを作成します。

Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpata\bin\CSVDB.bat

バッチの実行方法は以下のとおりです。

CSVDB.bat データベースディレクトリ データベーススペースのファイル名

引数を指定しないで実行した場合は、以下の内容で処理が行われます。

Navigator辞書の登録

Navigator辞書を格納するディレクトリの作成と辞書のコピーを行うバッチファイルを実行し、辞書の登録を行うコマンドを実行します。

  1. Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpata\bin\NaviDicCopy.batの設定内容を必要に応じて編集します。

    バッチファイルをデフォルトのまま実行した場合、以下の内容で処理が行われます。

    • Navigator認証ユーザ名: systemwalker

    • Navigator辞書コピー元: C:\Systemwalker\MPWALKER.DM\mpata\etc\asis\dic\systemwalker\RN.bac

    • Navigator辞書コピー先: C:\NAVIDIC\systemwalker

    詳細については、NaviDicCopy.batファイル内のコメントを参照してください。

  2. NaviDicCopy.batを実行します。

  3. Interstage Navigator Serverへ辞書を登録します。

    C:\>rn_imp -u Navigator認証ユーザ名/Navigator認証ユーザのパスワード

    Navigator認証ユーザ名は、手順2.で実行したNaviDicCopy.batに記述されたとおりに指定します。(デフォルトは、systemwalkerです。)

    rn_imp コマンドの詳細については、“Interstage Navigator Server コマンドリファレンス”を参照してください。

拡張辞書の登録

Interstage Navigator Serverのrn_setxmlmetafileコマンドによって監査ログ分析機能で使用する拡張辞書の登録を行うバッチファイルを実行します。

拡張辞書の登録は、“Interstage Navigator Server のユーザ登録”で登録したNavigator認証ユーザごとに実施する必要があります。(対象とする認証ユーザはユーザが所属するグループIDにより指定します)

  1. Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpata\bin\ExDic.batの設定内容を必要に応じて編集します。

    バッチファイルをデフォルトのまま実行した場合、以下の内容で処理が行われます。

    • 登録する拡張辞書: C:\Systemwalker\MPWALKER.DM\mpata\etc\asis\meta_define.xml

    • Navigator認証グループID: 1

    詳細については、ExDic.batファイル内のコメントを参照してください。

  2. ExDic.batを実行します。

Symfoware Serverの共用バッファの拡張

Navigator辞書のアクセスで使用される、Symfoware Serverの共用バッファを拡張します。

以下の手順によりデフォルトバッファの枚数を増やします。

  1. RDB構成パラメタファイルを確認します。

    Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpsymfo\SFWETC\RDB\etc\CENTRIC.cfg
  2. 上記、RDB構成パラメタファイル内のRDBSYSBUFパラメタを確認します。

    RDBSYSBUFで指定したパス\rdbbuf

    上記ファイルがデフォルトバッファの設定ファイルになります。

    (通常は Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\etc\rdbbuf です。)

  3. pcentricmgrコマンドにより、Systemwalker Centric Managerを停止します。

    Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\bin\pcentricmgr
  4. 以下のコマンドにより、「Symfoware RDB CENTRIC」サービスを停止します。

    net stop "Symfoware RDB CENTRIC"
  5. 上記ファイル内の以下のパラメタを変更します。

    BUFFER2K  =  XX

    BUFFER2K  =  上記XXに77枚増やした枚数
  6. 以下のコマンドにより、「Symfoware RDB CENTRIC」サービスを起動します。

    net start "Symfoware RDB CENTRIC"
  7. scentricmgrコマンドにより、Systemwalker Centric Managerを起動します。

    Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\bin\scentricmgr

これで運用管理サーバへのインストール、および環境設定は終了です。

監査ログ分析機能をスタートアップアカウント以外のユーザで使用する場合

本機能をSystemwalkerのスタートアップアカウント以外に、OSに登録済みの他のユーザアカウントで使用するには、以下の対処が必要です。

監査ログ分析機能をクラスタ環境で使用する場合

本機能をクラスタ環境で使用するには、基本的には以下のマニュアルに従ってInterstage Navigator Serverをセットアップしてください。

監査ログ分析機能をクラスタ環境で使用する場合について説明します。