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Systemwalker Centric Manager V17.0.1 導入手引書

1.9.10 LDAP参照環境でSystemwalker Operation Managerと共存する場合の注意事項【UNIX版】

Systemwalker Centric Managerは、セキュリティを強化するためにインストール時にswadminグループを作成します。OS上のユーザーを使用する場合は、Systemwalker Centric Managerを利用するユーザーすべてをOS上のswadminグループに登録させる必要があります。

Systemwalker Operation Managerと共存する環境においては、Systemwalker Operation ManagerがLDAPに登録されているユーザーを利用することがあります。このとき、LDAP上のswadminグループにユーザーを所属させることになるため、Systemwalker Centric ManagerのユーザーもLDAP上のswadminグループに同様に所属させる必要があります。

本項では、Systemwalker Centric Managerで、LDAP上のswadminグループを利用する手順について、Systemwalker Centric Managerをインストールするタイミングに応じて説明します。

LDAP上にswadminグループを作成後にSystemwalker Centric Managerインストールする場合

LDAP上にswadminグループを作成後、Systemwalker Centric Managerを新規インストールする場合の手順を説明します。

  1. LDAP上にswadminグループを作成します。

    このときLDAP上のswadminグループを「getent group」コマンドなどにより参照できるようにしておきます。
    設定方法については、Systemwalker Operation ManagerのマニュアルやOSのマニュアルを参照してください。

  2. Systemwalker Centric Managerをインストールします。

  3. Systemwalker Centric Managerで使用するOSのローカルユーザーを、LDAP上のswadminグループに所属させます。
    設定方法については、OSのマニュアルを参照してください。

Systemwalker Centric Managerインストール後にLDAP上swadminグループを作成する場合

すでにSystemwalker Centric Managerがインストールされている場合の手順を説明します。

  1. Systemwalker Centric Managerの運用環境の退避を行います。

    退避方法については、“Systemwalker Centric Manager バージョンアップガイド”の各インストール種別の“運用環境の退避”を参照してください。

  2. Systemwalker Centric Managerをアンインストールします。

  3. 2.の環境で、swadminグループを削除します。

  4. LDAP上にswadminグループを作成します。

    このときLDAP上のswadminグループを「getent group」コマンドなどにより参照できるようにしておきます。
    設定方法については、Systemwalker Operation ManagerのマニュアルやOSのマニュアルを参照してください。

  5. Systemwalker Centric Managerをインストールします。

  6. 1.で退避したSystemwalker Centric Managerの情報を復元します。

    復元方法については、運用管理サーバの場合は“Systemwalker Centric Manager バージョンアップガイド”の“運用環境の作成”および“運用環境の復元”を参照してください。他の各インストール種別の場合は“Systemwalker Centric Manager バージョンアップガイド”の“運用環境の復元”を参照してください。

  7. Systemwalker Centric Managerを起動します。

  8. Systemwalker Centric Managerで使用するOSのローカルユーザーを、LDAP上のswadminグループに所属させます。
    設定方法については、OSのマニュアルを参照してください。