Systemwalkerスクリプトおよびイベントコリレーションのメッセージ変換定義に、誤った文字コードの文字列が指定された場合でも、継続して監視が行えるようになります。
Systemwalkerスクリプトおよびイベントコリレーションのメッセージ変換定義に、誤った文字コードの文字列が指定された場合、そのメッセージの発生以降、Systemwalker コンソールにイベントが表示されなくなる場合がありました。
Systemwalkerスクリプトおよびイベントコリレーションのメッセージ変換定義に、誤った文字コードの文字列が指定された場合、そのメッセージの発生以降も、Systemwalker コンソールにイベントが表示されるようになります。
このとき、誤った文字コードの文字列を含むメッセージは以下のようになります。
Systemwalkerスクリプトまたはイベントコリレーションのメッセージ変換定義の設定によって不当な文字コードの文字列に変換された場合、以下のようになります。
Systemwalkerコンソールに表示できる場合は、不当な文字列をSystemwalkerコンソールに表示します。この場合、記号などの理解できない文字列になります。
Systemwalkerコンソールに表示できない不当な文字コードの場合は、Systemwalkerコンソールに以下を出力します。
xxx "Cannot encode the rest of the messages. Check their contents on the sender system. <yyy>" |
xxx:変換に失敗するまでの文字列を出力します。
yyy:変換に失敗した文字コードから最大20バイトを16進数に変換して出力します。
また、Systemwalkerスクリプトまたはイベントコリレーションのメッセージ変換定義の設定で不当な文字列に変換された場合、変換する前のメッセージは以下のファイルに出力されます。
/var/opt/FJSVfwbs/ems/error_text_aol |
[ファイルの内容]
Systemwalker Centric Manager内の監視イベント発信者
イベント発生元ノード名
イベント発生時間
YYYYMMDDhhmmss.nnnnnn+540
YYYY:年(西暦)
MM:月
DD:日
hh:時
mm:分
ss:秒
nnnnnn:マイクロ秒
メッセージテキスト文字列
監視イベント種別
【ファイルの実例】
Sender = MpMcsys NodeName = node1 Timestamp = 20001006193227.000000+540 Eventtext = 間違ったコード系の文字列 Category = その他
上記のファイルの内容から原因となっている、Systemwalkerスクリプトまたは、イベントコリレーションのメッセージ変換定義を特定し、正しい文字コードの設定に変更してください。
なお、コリレーションログファイルを確認することで該当時間に発生したイベントについて以下が確認できます。コリレーションログファイルも合わせて確認してください。
イベント監視の条件定義のどの行数と一致したのか
イベント監視の条件定義の[メッセージ監視]-[メッセージの編集]に、Systemwalker スクリプトのプロシージャ名が定義されています。
どのイベントコリレーションの定義が実行されたのか
コリレーションログの詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。