対処1
運用管理サーバのSystemwalker Centric Manager起動時に以下のような現象が発生します。
運用管理サーバのCPU使用率が高い状態にある
サーバ性能監視時には、「監視項目(Percentage of CPU usage)の値が上方異常レベルを上回りました。」という警告メッセージが表示されることがある
エラーメッセージ
監視項目(Percentage of CPU usage)の値が上方異常レベルを上回りました。 |
対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Windows版:V5.0L10以降
Solaris版:5.0以降
Linux版:5.2、V10.0L10以降
確認ポイント
アプリケーション管理で監視しているアプリケーション数の総数が2000個を大幅に超えていないか確認してください。
rdb2baseプロセスのCPU使用率が高い状態にないか確認してください。
原因
運用管理サーバのSystemwalker Centric Manager起動時にアプリケーション管理で監視しているアプリケーション数に比例して、内部利用しているSymfoWARE(rdb2base)へのアクセス処理が増加します。このため、監視しているアプリケーション数が推奨上限値である2000個を大幅に超えている場合、SymfoWARE(rdb2base)への多数のアクセス処理が発生し、SymfoWARE(rdb2base)のCPU使用率が高い状態になります。
対処方法
監視サーバが、V5.0L30/5.2以降の場合に、総数2000個を超えるアプリケーションを監視したい場合は、以下のように稼働状況取得間隔を0分にして、稼働状態通知を、随時通知しないように設定してください。そして必要な場合だけ、Systemwalkerコンソールから、最新稼働状態の表示を操作するようにすると、パフォーマンスを下げることなく運用することができます。
稼働ポリシー監視間隔:任意
稼働状況取得間隔:0分
監視するアプリケーション数の総数が2000個以下になるように減らしてください。
Systemwalker Centric Manager起動後、しばらく経過するとCPU使用率は下がります。詳細は、“Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Event Agent Q&A集 ”の“パフォーマンスを保てるアプリケーションの監視数”を参照してください。
対処2
運用管理サーバのSystemwalker Centric Manager起動時に以下のような現象が発生します。
運用管理サーバのCPU使用率が高い状態が続く
対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Windows版:V15.1.0以降
Linux版:V15.2.0以降
確認ポイント
以下のプロセスのCPU使用率が高い状態にないか確認してください。
【Windows版】
rdb2base.exe
MpFwls.exe
MpFwwas.exe
【Linux版】
rdb2base
MpFwls
MpFwwas
原因
運用管理サーバのSystemwalker Centric Manager起動時に、Systemwalker Webコンソール実行基盤が起動されます。Systemwalker Webコンソール実行基盤は、Systemwalker Webコンソールへの初回ログイン後に動作を開始し、その後はSystemwalker Webコンソール実行基盤の動作設定(interval)に従って一定間隔でポータル画面の表示データを自動取得します。このintervalの設定よりも1回の処理時間が長い場合、次の処理が連続して実行されるため、以下のプロセスのCPU使用率が高い状態が続きます。
【Windows版】
rdb2base.exe
MpFwls.exe
MpFwwas.exe
【Linux版】
rdb2base
MpFwls
MpFwwas
対処方法
Systemwalker Webコンソールを利用している場合
Systemwalker Webコンソール実行基盤の動作設定を変更し、処理間隔を環境に合わせて延ばしてください。
設定方法の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”の“Systemwalker Webコンソール実行基盤の動作設定ファイル【Windows版/Linux版】”を参照してください。
Systemwalker Webコンソールを利用していない場合
Systemwalker Centric Manager を停止してから、以下のファイルを削除してください。
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER\mpportal\var\repos\config\initialized |
Linux | /var/opt/FJSVswebl/repos/config/initialized |
なお、Systemwalker Operation Managerが同一マシンにインストールされている環境では、必ず“a”オプションを指定して、Systemwalker Operation Managerのサービスも同時に再起動してください。
【停止】
Windows版
pcentricmgr /a(注) |
Linux版
/opt/systemwalker/bin/pcentricmgr -a (注) |
注)
Systemwalker Operation Managerと一緒にインストールされている環境の場合に指定するオプションです。本オプションを指定した場合、Systemwalker Operation Managerも同時に停止します。
【起動】
Windows版
scentricmgr /a(注) |
Linux版
/opt/systemwalker/bin/scentricmgr -a (注) |
注)
Systemwalker Operation Managerと一緒にインストールされている環境の場合に指定するオプションです。本オプションを指定した場合、Systemwalker Operation Managerも同時に起動します。