対処1
確認ポイント
“/var/tmp/CENTRIC”が存在しますか。
対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Solaris版:10.1~11.0
Linux版:V11.0L10
原因
フレームワークのデータベースのソート作業ファイル作成先ディレクトリである“/var/tmp/CENTRIC”が削除された場合に起動処理に失敗します。
対処方法
“/var/tmp/CENTRIC”が存在しない場合は以下の手順で対処してください。
rootアカウントでログインしてください。
Systemwalker Centric Manager を停止してください。
/var/tmp/CENTRIC ディレクトリを作成してください。
(ディレクトリのアクセス権限755、オーナーroot、グループother で作成してください。)
Systemwalker Centric Manager を起動してください。
対処2
確認ポイント
運用管理サーバのハードウェア・スペック(CPU/メモリ)が、インストールされているソフトウェア(Systemwalker Centric Managerを含む)の動作条件を満たしているか確認してください。
※ハードウェア・スペック(CPU/メモリ)について
Systemwalker Centric Managerを運用するために必要なメモリ使用量は、運用方法によって異なります。“Systemwalker Centric Manager 解説書”の“ディスク容量”および“メモリ容量”を参照の上、確認を行ってください。
アプリケーション ログに以下の通知がされていないか確認してください。
ソース:MpFwbs |
xxxx:プロセスID
システム ログに以下の通知がされていないか確認してください。
ソース:Service Control Manager |
対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Windows 版:V5.0L10以降
原因
Systemwalker Centric Manager の起動時(特にOSの起動時)に多数のサービスやプロセスが同時に起動処理することで、CPU負荷およびメモリ負荷が高くなり、起動処理内のタイムアウト時間を超過しても起動が完了できないプロセスが発生しているためです。
対処方法
ハードウェア・スペックが動作条件を満たしていない場合は、動作条件を満たすようにハードウェア構成を変更してください。
ハードウェア・スペックが動作条件を満たしている場合は、以下の手順にてタイムアウト値を変更して、回避できないかご確認ください。
注意
タイムアウト値の変更を行うには、以下の修正の適用が必要です。
V5.0L10:タイムアウト値の変更による対処はできません。Windowsのサービスの画面で、起動に失敗したサービスを手動で起動してください。
V5.0L20:TP05534
V5.0L30:TP05535
V10.0L10:TP05536
V10.0L20:TP05840
V10.0L21以降:修正適用の必要はありません。
pcentricmgr コマンドで Systemwalker Centric Manager を停止してください。
タスクマネージャで以下のプロセスが存在しないことを確認してください。 存在する場合は、タスクマネージャからプロセスの停止を行ってください。
MpFwems.exe |
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\MpFwbs\etc(またはetc.local)\MpFwbsStart.scr を別名でコピーしてください。
MpFwbsStart.scr を Notepad 等で開いて、“MpFwls”項目の“End_time”を 300 から 720 に変更して保存してください。
{ |
scentricmgr コマンドで Systemwalker Centric Manager を起動してください。または、OSを再起動してください。
対処3
確認ポイント
「データベースのアクセスに失敗しました」というメッセージが出力されていますか。
対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Solaris版:5.0以降
Linux版:V11.0L10以降
原因
Systemwalker Centric ManagerとSymfoware Serverのインストール時のコード系が異なっている可能性があります。
Systemwalker Centric Manager は、Symfoware Serverをインストールしたときのコード系と同じコード系でインストールする必要があります。
※Symfoware Serverは、Systemwalker Centric Manager、もしくはそのほかの製品でバンドルしているものを使用している場合があります。
対処方法
Systemwalker Centric ManagerとSymfoware Serverのインストール時のコード系が異なっていた場合、保守情報収集ツールでフレームワークの資料の採取をして技術員に連絡してください。
[コード系確認方法]
以下のパッケージの情報を"pkgparam -v パッケージ名"でCentric Manager、Symfoware Serverそれぞれ確認し、キー名"LANG"に設定されている内容を比較します。
Centric Manager
FJSVfwbs
Symfoware Server
<Solaris>
FSUNrdb2b
<Linux>
FJSVrdb2b
対処4
確認ポイント
以下のディレクトリが削除されていませんか。
"RDB管理情報作成先/core" |
RDB管理情報作成先は、フレームワークのデータベース作成時に"RDB管理情報デバイス"(注)に設定した値により決定されます。
ブロック型デバイスを指定した場合
"RDB管理情報作成先"は、"/SWFWDB"となります。
任意のディレクトリを指定した場合
"RDB管理情報作成先"は、"任意のディレクトリ/SWFWDB"となります。
注)例としては、ブロック型デバイスの場合"/dev/dsk/c?t?d?s?"、任意のディレクトリの場合"/work" といった値になります。
エラーメッセージ
component did not start: /opt/systemwalker/bin/MpFwBase |
対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Solaris版:5.0以降
Linux版:V11.0L10以降
原因
Symfoware RDB 動作時のログファイル格納先である"RDB管理情報作成先/core"が、削除されたことが原因です。
対処方法
以下の手順に従って対処してください。
rootアカウントでログインしてください。
Systemwalker Centric Managerを停止してください。
"RDB管理情報作成先/core"ディレクトリを作成してください。
ディレクトリのアクセス権限755、オーナーroot、グループother で作成してください。
Systemwalker Centric Manager を起動してください。