変更内容
Webクラスローダーの委譲の例外として「JDKのクラス」と「特定のパッケージ名で始まるクラス」が設定されています。このうち「特定のパッケージ名で始まるクラス」に関して、「org.apache.commons.logging」のパッケージ名から始まるクラスが例外として扱われなくなりました。
非互換
「org.apache.commons.logging」のパッケージ名から始まるクラスはglassfish-web.xmlのclass-loader要素のdelegate属性の設定値にかかわらず常に親クラスローダーにロードが委譲されます。
「org.apache.commons.logging」のパッケージ名から始まるクラスはglassfish-web.xmlのclass-loader要素のdelegate属性の設定値に従ってロードされます。
対処方法
下記1~3の条件を満たす場合、動作に影響があります。
コマンドラインオプション--librariesに「org.apache.commons.logging」のパッケージ名から始まるクラスを含むjarファイルを指定した場合、かつ
配備するアプリケーションに「org.apache.commons.logging」のパッケージ名から始まるクラスが含まれる場合、かつ
glassfish-web.xmlのclass-loader要素のdelegate属性の設定値をfalseに設定した場合
動作は以下のように変更されます。
コマンドラインオプション--librariesに指定した「org.apache.commons.logging」のパッケージ名から始まるクラスがアプリケーション内で使用されます。
配備したアプリケーションに含まれる「org.apache.commons.logging」のパッケージ名から始まるクラスがアプリケーション内で使用されます。
V1.1と同様の動作にするためには、コマンドラインオプション--librariesに指定したjarファイルを配備するアプリケーションに含めてください。