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Enterprise Application Platform V1.2.0 リリース情報

2.2.3 Webクラスローダーにおける委譲の例外の変更

変更内容

Webクラスローダーの委譲の例外として「JDKのクラス」と「特定のパッケージ名で始まるクラス」が設定されています。このうち「特定のパッケージ名で始まるクラス」に関して、「org.apache.commons.logging」のパッケージ名から始まるクラスが例外として扱われなくなりました。

非互換

V1.1

「org.apache.commons.logging」のパッケージ名から始まるクラスはglassfish-web.xmlのclass-loader要素のdelegate属性の設定値にかかわらず常に親クラスローダーにロードが委譲されます。

V1.2以降

「org.apache.commons.logging」のパッケージ名から始まるクラスはglassfish-web.xmlのclass-loader要素のdelegate属性の設定値に従ってロードされます。

対処方法

下記1~3の条件を満たす場合、動作に影響があります。

  1. コマンドラインオプション--librariesに「org.apache.commons.logging」のパッケージ名から始まるクラスを含むjarファイルを指定した場合、かつ

  2. 配備するアプリケーションに「org.apache.commons.logging」のパッケージ名から始まるクラスが含まれる場合、かつ

  3. glassfish-web.xmlのclass-loader要素のdelegate属性の設定値をfalseに設定した場合

動作は以下のように変更されます。

V1.1

コマンドラインオプション--librariesに指定した「org.apache.commons.logging」のパッケージ名から始まるクラスがアプリケーション内で使用されます。

V1.2以降

配備したアプリケーションに含まれる「org.apache.commons.logging」のパッケージ名から始まるクラスがアプリケーション内で使用されます。

V1.1と同様の動作にするためには、コマンドラインオプション--librariesに指定したjarファイルを配備するアプリケーションに含めてください。