形式
JDKのjavaコマンドを使用して、以下の形式でLauncherを実行します。
(1) アプリケーションの配備・Uber-JARファイルの作成
java -jar launcher.jar [--config-file file-path] [--contextroot context-root] [--http-listener port-number] [--https-listener port-number] [--libraries jar-filepath[,jar-filepath]*] [--precompilejsp[=true|=false]] --deploy war-file [--generate uber-jar-filepath]
(2) サブコマンドの実行
java -jar launcher.jar [--config-file file-path] --execute subcommand subcommand-args...
機能説明
アプリケーションの配備、Uber-JARファイルの作成、またはサブコマンドで指定された処理を実行します。
オプション
オプション名 | 初期値 | 説明 |
---|---|---|
--config-file(注1)(注2) | なし | 構成ファイル(domain.xml)へのパスを指定します。 |
--contextroot | / | アプリケーションのコンテキストルートを指定します。なお、WARファイル内のglassfish-web.xml等を使用してコンテキストルートを指定することはできません。 |
--deploy | なし | 配備するWARファイルを指定します。--generateオプションが指定されていなければ、引数に指定したアプリケーションが配備された後、実行されます。WAR形式以外のファイルは指定できません。 |
--execute | なし | 実行するサブコマンドを指定します。このオプションを指定した場合、アプリケーションの配備・実行は行われません。 |
--generate | なし | 生成するUber-JARファイルのパスを指定します。このオプションを指定した場合、アプリケーションの配備・実行は行われません。 |
--http-listener(注1) | 8080 | HTTPポート番号を指定します。 |
--https-listener(注2) | 8181 | HTTPSポート番号を指定します。 |
--libraries | なし | アプリケーションから参照されるJARファイルのパス、またはパスのリストを指定します。複数JARファイルを指定するためにパスのリストを使用する場合は、コンマ「,」で区切ってください。相対パスを指定した場合、カレントディレクトリーからの相対パスとなります。パスにコンマ「,」を含むファイルは指定できません。 注意 --librariesオプションで指定したJARファイルは、--generateオプションで生成されるUber-JARファイルには格納されません。Uber-JARファイル作成の詳細については、「4.3 Uber-JARファイルの作成」を参照してください。 |
--precompilejsp | false | JSPアプリケーションの配備時コンパイルを有効にする(true)/しない(false)を指定します。 |
注1)--config-fileオプションと--http-listenerオプションは同時に使用しないでください。
注2)--config-fileオプションと--https-listenerオプションは同時に使用しないでください。
オペランド
オペランド名 | 説明 |
---|---|
subcommand-args | サブコマンドのオプションとオペランドを指定します。 |
戻り値
0: 正常終了
0以外: 異常終了
使用例
アプリケーションを配備するには、以下のように実行します。
java -jar launcher.jar --config-file domain.xml --libraries lib1.jar,lib2.jar --deploy application.war
Uber-JARファイルを作成するには、以下のように実行します。
java -jar launcher.jar --deploy application.war --generate uber.jar
サブコマンドを実行するには、以下のように実行します。
java -jar launcher.jar --config-file domain.xml --execute create-file-user --passwordfile password.txt user1