Launcherの実行時には、作業ディレクトリーとしてインスタンスルートディレクトリーが作成されます。アプリケーションの動作に必要なファイルやディレクトリーは、インスタンスルートディレクトリーの下に作成されます。
インスタンスルートディレクトリーは、デフォルトではjava.io.tmpdirシステムプロパティで指定されるディレクトリーの下に、「gfembeddigitstmp」(dititsは数字列を表します)というディレクトリー名で作成されます。
インスタンスルートディレクトリーの作成先となるディレクトリーを変更するには、glassfish.embedded.tmpdirシステムプロパティを設定します。システムプロパティの詳細については「7.2.1 glassfish.embedded.tmpdirシステムプロパティ」を参照してください。
例
この例では、/somewhere/tmp ディレクトリーの下にインスタンスルートディレクトリーが作成されます。
java -Dglassfish.embedded.tmpdir=/somewhere/tmp -jar launcher.jar --deploy my-app.war