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Enterprise Application Platform V1.2.0 GlassFishユーザーズガイド

12.6.1 asadminコマンド実行時に出力されるメッセージ

Failed to start process named {0}. PCMI Error Code={1}.

[可変情報]

{0}:GlassFish Serverインスタンス名
{1}:エラー情報

[意味]

GlassFish Serverインスタンスの起動に失敗しました。

[システムの処理]

処理を中断します。

[ユーザーの対処]

以下の対処を行ってください。

  • 本メッセージの前後に出力されているメッセージの対処を行ってください。

  • 出力されたエラー情報{1}を確認して、以下の表の対処を行ってください。

    エラー情報{1}

    意味・対処

    100

    PCMIプロファイルの読込みに失敗、またはPCMIプロファイルの定義項目に指定された値に誤りがあります。

    イベントログ(Windowsの場合)/システムログ(Linuxの場合)に出力されたメッセージの対処に従ってPCMIプロファイルを読み込めるようにしてください。

    301

    同一名のGlassFish Serverインスタンスが起動中または起動処理中、停止処理中です。GlassFish Serverインスタンス名に誤りがある場合、再度正しいGlassFish Serverインスタンス名で処理を行ってください。

    また、GlassFish Serverクラスターに対する処理を行った場合、かつGlassFish Serverクラスター名に誤りがある場合、再度正しいGlassFish Serverクラスター名で処理を行ってください。

    GlassFish ServerインスタンスまたはGlassFish Serverクラスターの停止直後に起動操作を行った場合、本メッセージが出力される場合があります。「第13章 トラブルシューティング」の「13.2 コマンド実行時の異常」の「起動操作と停止操作連続実行時の異常」に従って対処してください。

    700

    GlassFish Serverインスタンスの起動処理中に異常が発生しました。イベントログ(Windowsの場合)/システムログ(Linuxの場合)に出力されたメッセージの対処に従って、失敗した原因を調査してください。メッセージが出力されていない場合は、サーバーログ、およびJava VMログに出力されている情報をもとに調査してください。なお、Java VMの異常を示すメッセージが出力されている場合は、「OpenJDKユーザーズガイド」の「異常発生時の対応」を参照し、異常終了した原因を調査してください。

    上記以外の場合、以下の対処に従ってください。

    • Java VMオプションに誤りがある可能性があります。Java VMログファイルを参照し、Java VMオプションが正しいかどうかを確認してください。

    • GlassFish Serverインスタンスのデバッグに使用するポートが他と重複している可能性があります。デバッグに使用しているポートが他で使用されていないかどうかを確認してください。

    • メモリ不足が発生している可能性があります。メモリが十分であるか確認してください。

    701

    GlassFish Serverインスタンスの起動処理でタイムアウトが発生しました。Java VMログに出力されているスレッドダンプを参照し、処理遅延が発生している箇所を確認してください。

    • ライフサイクルモジュールやアプリケーションの初期化処理に時間がかかっている場合、時間がかからないように処理を見直すか、「プロセス起動待ち時間」の値を増加させてください。

    • システム負荷によりGlassFish Serverインスタンスの起動処理に時間がかかる場合があります。「プロセス起動待ち時間」の値を増加させてください。

    「プロセス起動待ち時間」の設定については、「10.3 PCMIサービスの定義項目」を参照してください。

    1101

    PCMIサービスが停止中です。PCMIサービスを起動してください。

    他のエラー情報

    eapfcollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員にしてください。

Failed to stop process named {0}. PCMI Error Code={1}.

[可変情報]

{0}:GlassFish Serverインスタンス名
{1}:エラー情報

[意味]

GlassFish Serverインスタンスの停止に失敗しました。

[システムの処理]

処理を中断します。

[ユーザーの対処]

  • 本メッセージの前後に出力されているメッセージの対処を行ってください。

  • 出力されたエラー情報{1}を確認して、以下の表の対処を行ってください。

    エラー情報{1}

    意味・対処

    302

    以下の可能性があります。

    • 停止状態のGlassFish Serverインスタンスに停止操作を実行すると、本メッセージが出力される場合があります。その場合は対処不要です。

    • PCMIサービスが異常終了した後、リカバリを行わずにPCMIサービスを起動して、GlassFish Serverインスタンスの停止操作を実行すると、本メッセージが出力される場合があります。「PCMIサービスの異常終了」を参照して、リカバリを行ってください。

    • 複数のGlassFish Serverインスタンスに同一のポート番号を指定して、GlassFish Serverインスタンスの停止操作を実行すると、本メッセージが出力される場合があります。ポート番号が重複しないように、設定を修正してください。復旧するにはPCMIサービスを再起動してください。

    • GlassFish ServerクラスターのJava VMログ(console.log)などGlassFishの運用資産が排他ロックされている状態でGlassFish Serverインスタンスが起動されると、GlassFish Serverインスタンスを停止する際に、本メッセージが出力される場合があります。復旧するにはPCMIサービスを再起動し、GlassFishの運用資産が排他ロックされないようにした状態でGlassFish Serverインスタンスを起動してください。

    303

    同一名のGlassFish Serverインスタンスが起動処理中または停止処理中です。

    GlassFish Serverインスタンス名に誤りがある場合、再度正しいGlassFish Serverインスタンス名で処理を行ってください。

    また、GlassFish Serverクラスターに対する処理を行った場合、かつGlassFish Serverクラスター名に誤りがある場合、再度正しいGlassFish Serverクラスター名で処理を行ってください。

    他のエラー情報

    eapfcollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術に連絡してください。

Login information for PCMI service is not saved. domainsPath={0}, pcmiPath={1}

[可変情報]

{0}:詳細情報
{1}:詳細情報

[意味]

PCMIインスタンスインストールパスの取得に失敗し、PCMIサービスを使用することができません。

[システムの処理]

処理を継続します。

[ユーザーの対処]

  • システム管理者権限(運用ユーザーを変更している場合は運用ユーザー権限)で再度実行してください。

  • GlassFishで利用するJVMオプション「-Dcom.fujitsu.appsrv.pcmi.instancePath=${DOMAIN_ROOT_DIR}/pcmi」が削除されています。DASに本JVMオプションを追加してください。デフォルトで定義されているJVMオプションについては、「10.9.15 Java VMの定義項目」を参照してください。

The instance install path of PCMI service is set to an invalid value. Invalid value={0}.

[可変情報]

{0}:インスタンスインストールパス

[意味]

PCMIインスタンスインストールパスの取得に失敗し、PCMIサービスを使用することができません。

[システムの処理]

処理を継続します。

[ユーザーの対処]

GlassFishで利用するJVMオプション「-Dcom.fujitsu.appsrv.pcmi.instancePath=${DOMAIN_ROOT_DIR}/pcmi」が削除されています。DASまたはGlassFish Serverクラスターに本JVMオプションを追加してください。デフォルトで定義されているJVMオプションについては、「10.9.15 Java VMの定義項目」を参照してください。