本手順では、「付録A Novaインスタンス・Cinderボリュームが増分バックアップ対象となるAPI一覧」 に記載されているAPIで追加・変更・削除を実施したNovaインスタンスまたはCinderボリュームを指定して、増分バックアップを取得します。
(1) NovaインスタンスにアタッチされたCinderボリュームのバックアップ
本手順は、以下の条件で実施してください。
手順実施サイト : 本番サイト
手順実施サーバ : すべてのコントロールノード
手順実施ユーザー : インフラ管理者
手順実施回数 : バックアップ対象のインスタンス台数分
以下のコマンドを実行し、NovaインスタンスにアタッチされたCinderボリュームをバックアップします。
rcx_srosp_backup instance <instance_id> [--start]
注意
バックアップ対象のインスタンスは事前に停止しておいてください。
同一インスタンスをすべてのコントロールノードでバックアップする必要はありません。各インスタンスに対して、どれか1台のコントロールノードで1回だけ実行してください。
<instance_id>の確認は「D.3.2 Novaインスタンスのid確認」を参照してください。 確認したidは控えてください。「7.3.8 インスタンスのリストア」で使用します。
(2) NovaインスタンスにアタッチされていないCinderボリュームのバックアップ
本手順は、以下の条件で実施してください。
手順実施サイト : 本番サイト
手順実施サーバ : メイン作業用コントロールノード
手順実施ユーザー : インフラ管理者
手順実施回数 : 対象ボリューム数分
以下のコマンドを実行し、インスタンスにアタッチされていないCinderボリュームをバックアップします。
rcx_srosp_backup volume <volume_id> [<volume_id> ...]
注意
同じボリュームに対して、本コマンドを複数回実行しないでください。
<volume_id>の確認は「D.3.3 Cinderボリュームのid確認」を参照してください。