伝送路二重化機能4.4A00において、前バージョンから非互換となるコマンドは以下のとおりです。
(1) strhanetコマンド / hanetnic addコマンド
【内容】
以下の条件において、物理インタフェースをGLSで束ねる際、エラーとなるようになりました。
二重化方式が仮想NIC方式である、かつ
OSがRHEL7である、かつ
束ねる物理インタフェースが、既にGLS以外の仮想インタフェース(bonding、仮想ブリッジ等)に使用されている場合
なお、上記構成は以前からサポートしていないため、サポートする構成に変更はありません。
【変更点】
変更前
コマンドが正常終了します。ただし、該当する物理インタフェースを使用して通信することはできません。
変更後
以下のエラーメッセージを出力し、物理インタフェースを束ねません。
ERROR: 923XX: physical interface is already linked by another network device. (shaX:ethY) |
(2) hanetconfigコマンド / hanetpollコマンド
【内容】
シングルユーザモードにおいて、NIC切替方式の構成定義の追加、変更、削除が行えるようになりました。
【変更点】
変更前
シングルユーザモードで起動している場合、NIC切替方式の構成定義の追加、変更、削除ができません。
変更後
シングルユーザモードで起動している条件において、NIC切替方式の構成定義の追加、変更、削除ができます。
【内容】
-eオプションの初期値がNOからYESに変更されました。詳細については、“7.6 hanetparamコマンド”を参照してください。
【変更点】
変更前
-eオプションの初期値はNO(セルフチェック機能が無効)が設定されています。
変更後
-eオプションの初期値はYES(セルフチェック機能が有効)が設定されています。
【注意事項】
製品のアップグレードが行われた場合は、設定を継承します。