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PRIMECLUSTER  RMS 導入運用手引書 4.7

F.4.1 RMS BM (ベースモニタ) ログレベルの管理

デフォルトでは、ベースモニタログ機能はRMS起動時に停止しています。ログレベルの初期値は、hvcmの-lオプションで指定することができます。

hvcm -l <level> -c <configuration_file> ...

RMSがすでに実行中の場合は、以下のコマンドでベースモニタのログレベルを管理します。

hvutil -l display
hvutil -l off
hvutil -l <level>

最初のhvutilコマンドで、ベースモニタの現在のログレベルを表示し、2番目のhvutilコマンドでベースモニタのログ機能を停止します。

hvcmまたはhvutilで-l <level>を指定すると、ベースモニタのログ機能が起動されます。<level>には、以下の形式で数値を1つ以上指定します。

注意

  • ログレベルを0 (ゼロ) に指定するとすべてのログレベルが有効になります。ログ機能を停止するにはoffという特別なレベルを指定する必要があります。

  • ベースモニタのログ機能を起動した状態で、RMS を 1 日以上連続して動作させる運用の場合、RMSのログによるディスク容量の圧迫を避けるため、1日1回 hvlogclean コマンドが実行されるよう、cron の設定に hvlogclean コマンドを設定してください。これにより、1日ごとにログファイルが退避され、RELIANT_LOG_LIFE の日数より古いログファイルは自動で削除されます。hvlogcleanの詳細については、"F.8.1 hvlogclean" を参照してください。

現在のログレベルは次回hvutil -l <level>またはhvutil -l offが実行されるか、RMSが停止されるまで有効です。

以下の表はベースモニタに指定できるレベルの一覧です。

表F.2 BM (ベースモニタ) のログレベル

ログレベル

意味

0

すべてのログレベルをオンにします

1

未使用

2

ディテクタ履歴をオンにします

3

hvdispレベル

4

mskx履歴 (BMのスタック履歴) をオンにします

5

エラーメッセージまたは注意メッセージ

6

ハートビートと通信デーモンのレベル

7

BMレベル

8

汎用コントローラメッセージ

9

管理コマンドメッセージ

10

基本タイプレベル

11

動的再構成コントラクトレベル

12

シャットダウンデバッグレベル

13

トークンレベル

14

ディテクタメッセージ

15

ローカルキューレベル

16

ローカルキューレベル

17

スクリプトレベル

18

userApplicationコントラクトレベル

19

一時的なデバッグ履歴

20

SysNode履歴

21

メッセージレベル

22

bmトレースログ

23

未使用