デフォルトでは、ベースモニタログ機能はRMS起動時に停止しています。ログレベルの初期値は、hvcmの-lオプションで指定することができます。
hvcm -l <level> -c <configuration_file> ...
RMSがすでに実行中の場合は、以下のコマンドでベースモニタのログレベルを管理します。
hvutil -l display
hvutil -l off
hvutil -l <level>
最初のhvutilコマンドで、ベースモニタの現在のログレベルを表示し、2番目のhvutilコマンドでベースモニタのログ機能を停止します。
hvcmまたはhvutilで-l <level>を指定すると、ベースモニタのログ機能が起動されます。<level>には、以下の形式で数値を1つ以上指定します。
数字1つ
カンマ区切りまたは空白区切りのリスト。空白区切りのリストの場合は、引用符で囲む。
例: 2,4,5,7 "2 4 5 7"
n1-n2のようにハイフンで区切った範囲指定。こうすると、n1からn2までのログレベルがすべて含まれます。-n2と指定した場合は1-n2と同じ、n1-はn1を超えるすべてのログレベルを表します。n1の値は1以上であることが必要です。
例: 2-7 -7 2-
注意
ログレベルを0 (ゼロ) に指定するとすべてのログレベルが有効になります。ログ機能を停止するにはoffという特別なレベルを指定する必要があります。
ベースモニタのログ機能を起動した状態で、RMS を 1 日以上連続して動作させる運用の場合、RMSのログによるディスク容量の圧迫を避けるため、1日1回 hvlogclean コマンドが実行されるよう、cron の設定に hvlogclean コマンドを設定してください。これにより、1日ごとにログファイルが退避され、RELIANT_LOG_LIFE の日数より古いログファイルは自動で削除されます。hvlogcleanの詳細については、"F.8.1 hvlogclean" を参照してください。
現在のログレベルは次回hvutil -l <level>またはhvutil -l offが実行されるか、RMSが停止されるまで有効です。
以下の表はベースモニタに指定できるレベルの一覧です。
ログレベル | 意味 |
---|---|
0 | すべてのログレベルをオンにします |
1 | 未使用 |
2 | ディテクタ履歴をオンにします |
3 | hvdispレベル |
4 | mskx履歴 (BMのスタック履歴) をオンにします |
5 | エラーメッセージまたは注意メッセージ |
6 | ハートビートと通信デーモンのレベル |
7 | BMレベル |
8 | 汎用コントローラメッセージ |
9 | 管理コマンドメッセージ |
10 | 基本タイプレベル |
11 | 動的再構成コントラクトレベル |
12 | シャットダウンデバッグレベル |
13 | トークンレベル |
14 | ディテクタメッセージ |
15 | ローカルキューレベル |
16 | ローカルキューレベル |
17 | スクリプトレベル |
18 | userApplicationコントラクトレベル |
19 | 一時的なデバッグ履歴 |
20 | SysNode履歴 |
21 | メッセージレベル |
22 | bmトレースログ |
23 | 未使用 |