本セクションのRMS環境変数は、RMSベースモニタが該当オブジェクトのスクリプトを実行するときに、RMSによって自動的に設定されます。これらのRMS環境変数はスクリプトの環境下にのみ存在し、かつ、スクリプト実行の間のみ存在します。また、明示的に設定されるため、デフォルト値はありません。
- HV_APPLICATION
設定値: 任意のuserApplication名
現在のオブジェクトを含むサブツリーの最上位にあるuserApplicationオブジェクトの名前です。
- HV_AUTORECOVER
設定値: 0、1
1に設定されている場合、スクリプトの呼び出しがAutoRecoverの試行に起因することを示します。
- HV_FORCED_REQUEST
設定値: 0、1
1に設定されている場合、現在スクリプトによって強制要求が処理されていることを示します。
- HV_LAST_DET_REPORT
設定値: Online、Offline、Standby、Faultedのいずれか
ディテクタから通知された最新のオブジェクトの状態です。
- HV_OFFLINE_REASON
設定値: DEACT、SWITCH、FAULT、STOP、SHUTのいずれか
リソースが Offline状態になる理由が設定されます。
SWITCH:userApplicationの切替え要求(hvswitch)でOfflineになった
STOP:userApplicationの停止要求(hvutil -f、hvutil -c)でOfflineになった
FAULT:リソース故障でOfflineになった
DEACT:userApplicationの非活性要求(hvutil -d)でOfflineになった
SHUT:RMSの停止要求(hvshut)でOfflineになった
- HV_NODENAME
設定値: 任意のオブジェクト名
現在のオブジェクトを示すグラフノードの名前です。
- HV_REQUESTING_CONTROLLER
設定値:コントローラ名およびノード名
空でない場合、現在のスクリプトの実行を要求したコントローラおよびノードの名前が格納されます。
- HV_SCALABLE_CONTROLLER
設定値:スケーラブルコントローラ名
このアプリケーションを制御するスケーラブルコントローラの名前です。
- HV_SCALABLE_INFO
設定値:スケーラブルアプリケーションのリスト
クラスタ内にあるすべてのスケーラブルアプリケーションのリストが格納されます。
- HV_SCRIPT_TYPE
設定値: PreCheck、PreOnline、Online、PostOnline、PreOffline、Offline、PostOffline、OfflineDone、Faultスクリプトタイプのいずれか
スクリプトの種類です。
- NODE_SCRIPTS_TIME_OUT
設定値: 0 - MAXINT
現在のオブジェクトまたは、オブジェクトに対応する各スクリプトのタイムアウト値です。
注意
HV_REQUESTING_CONTROLLER、HV_SCALABLE_CONTROLLER、HV_SCALABLE_INFOはコントローラオブジェクトにより制御されるアプリケーションのOnline/Offline処理でのみで使用できます。