クラスタの一部としてすべてのホストシステムのIPアドレスとRMS名を指定する必要があります。
RMSはクラスタ内のノードを管理するために、ノード名を保持しています。 クラスタを構成する場合、標準のノード名ではなく、RMSノード名を使用します。 これらの名前は、DNSにアクセスできない場合の問題を避けるため、システムごとに/etc/hosts で指定する必要があります。 Cluster Adminを使用してRMSのCIPを設定した場合、/etc/hostsには、以下に説明する正しいRMSノード名がすでに設定されています。
デフォルトでは、以下の表のRMS命名規則に従います。
エントリのタイプ | RMS名のパターン | 例 |
---|---|---|
プライマリノード名 | <hostname>RMS | fuji2RMS |
注意
RMSが使用するプライマリノード名は、そのマシンの RELIANT_HOSTNAMEに一致している必要があります。RELIANT_HOSTNAMEは、hvenv.local ファイルに記載されています。
例
以下の/etc/hostsのエントリは、ノードshasta1、shasta2で構成されたクラスタの設定です。インタフェース名は以下のように割当てられています。
パブリックネットワーク172.25.220上の標準ホスト名
プライベートネットワーク192.168.10上のRMSノード名
172.25.220.83 shasta1 172.25.220.84 shasta2 # node names for RMS 192.168.10.83 shasta1RMS 192.168.10.84 shasta2RMS
Ip Addressサブアプリケーションとの切替えを行うためのネットワークインタフェースを構成設定するには、まず、インタフェースが設定可能なすべてのノードで、/etc/hostsファイルにインタフェース名を入力する必要があります。各エントリは、インタフェースのIPアドレスと名前を通常の形式で入力します。特別なコメントは必要ありません。
例
記述例を以下に示します。
IPv4 アドレス 172.25.222.223 を持つインタフェースshastavip を切り替える可能性がある場合
172.25.222.223 shastavip
IPv6 アドレス fd00:1::219:99ff:fe18:1b4e を持つインタフェース shastavip6 を切り替える可能性がある場合
fd00:1::219:99ff:fe18:1b4e shastavip6
注意
Ip Addressサブアプリケーションを構成する場合、指定が必要なものは/etc/hostsに記述されたインタフェース名であり、IPアドレスではありません。
IPv6 アドレスのリンクローカルアドレスは使用できません。
/etc/hosts ファイルにインタフェース名を定義する場合、IPv4 アドレスと IPv6 アドレスに同一のインタフェース名を割り当てないでください。